みんなのゴルフダイジェストのYouTubeでは、プロゴルファーの癸生川喜弘と小島慶太の二人による“ガチ”がコンセプトのシリーズ試打企画「みんゴルガチギアトラック」を公開中。今回はピンゴルフ『G430 MAX 10K HL』ドライバーの打感や性能などを比較検証した。

試打をする『G430 MAX 10K HL』のセールスポイントは、「慣性モーメント上下左右10,000g・㎠超えのブレないヘッド。投影面積も拡大し、深低重心設計を実現。マン振りしてもブレずに思いきり飛ばせる。8層のカーボンをクラウン部分に採用し、軽量化に成功、ミスに強い低重心設計により理想の高さでブレずに狙える」という。

小島プロが、今回の試打でチェックしたいポイントを説明する。

「『G430 MAX 10K HL』のHLは“High Launch(ハイローンチ)”の略で“高弾道”の意味になります。クラブ重量が『G430 MAX 10K』 の通常モデルは305グラムですが、この『HL』はFUJIKURA SPEEDER NX 35装着のもので279グラムと軽量モデルになります。シャフトは1フレックスで、NX35とNX45の2種類。違いは『35』が先調子で38グラム、『45』が先中調子で45グラムです。今回はこの2本のシャフトによる違いと、さらに可変式スリーブによってロフトを10.5度と12度に変えてみて、『HL』の特性である高弾道の打ちやすさ球質などを検証したいと思います」

画像: 「G430 MAX 10K HL」のヘッドと「SPEEDER NX」の組み合わせ

「G430 MAX 10K HL」のヘッドと「SPEEDER NX」の組み合わせ

『NX45』装着の10.5度と12度を打ち比べ(HS38m/s前後)

試打者の癸生川プロの見た目の印象の違いはどうだろう。

「『10.5度』は、フェース面がよく見える割には、そんなに左を向いていない印象があります。『12度』になると、やっぱりフェース面が良く見えるし、やっぱりちょっ左を向いているかなという印象です」。

『NX45』ロフト10.5度
<トラックマン4のデータ>
クラブスピード/37.9m/s
ボール初速/56.0m/s
打ち出し角/15.5度
スピン量/2269rpm
降下角/41.3度
キャリー/180.5ヤード
飛距離/197.6ヤード
打ち出し方向/1.6度左
スピンアクシス/3.4度右
SIDE/1.0ヤード右

『NX45』ロフト12度
<トラックマン4のデータ>
クラブスピード/37.2m/s
ボール初速/54.8m/s
打ち出し角/18.8度
スピン量/3064rpm
降下角/47.7度
キャリー/183.8ヤード
飛距離/195.9ヤード
打ち出し方向/1.7度右
スピンアクシス/1.7度左
SIDE/2.1ヤード右

画像: トラックマン4のデータ。上が10.5度、下が12.0度。シャフトはともにSPEEDER NX 45

トラックマン4のデータ。上が10.5度、下が12.0度。シャフトはともにSPEEDER NX 45

癸生川プロの打った感想は「『10.5度』軽いからスピードを出して振れるし、球も上げやすい。(軽くて振れるけど)フックのようなつかまり方ではなく、当たったフェース面の方向に飛んで行くという印象が強い。『12度』は凄い上がるね。やっぱり1.5度の差ってかなり大きいのかなと思います」というもの。

データ分析の小島プロは、球の高さに注目。チェックポイントは『落下角度』と『スピン量』だ。

「『10.5度』のスピン量は2269rpmと適正値ですが、落下角度は41.3度とやや多めです。でもこれはアゲンストの風の影響を受けたものでしょう。弾道は最初1.6度左に出て、最後はターゲットの1㍎右に到達するストレートに近い綺麗なフェードボールです。球がスピンで上がったり曲がったりせず、10Kによって上下左右ブレを抑えてスピンをコントロールされ、癸生川プロが言うようにフェース面の方向に飛んでいく印象はありますね」

一方の『12度』のデータ結果は驚きだった。

「打ち出し角は18.8度とかなり高いです。ただ、その打ち出し角の割にスピン量は3064rpmと抑えられていると思います。これも10Kの効果でしょう。落下角度が47.7度でまあまあ高いです。この数値は7番アイアンとかでグリーン上で止めたい時に45度くらいが欲しいんですけどそれを超えていますから。このドライバーでグリーン狙っても大丈夫というくらいの落下角度になっています」(小島プロ)。

『NX35』装着の12度はプロでも打ったことのない高い球(HS38m/s前後)

さらに7グラム軽い『NX35』シャフトを装着した『12度』で打つと、さらなる衝撃が。

『NX35』ロフト12度
<トラックマン4のデータ>
クラブスピード/38.2m/s
ボール初速/56.5m/s
打ち出し角/17.8度
スピン量/3428rpm
降下角/46.7度
キャリー/183.0ヤード
飛距離/195.7ヤード
打ち出し方向/0.4度右
スピンアクシス/3.2度左
SIDE/2.4ヤード左

画像: トラックマン4のデータ。ロフト角は12.0度、シャフトはSPEEDER NX 35

トラックマン4のデータ。ロフト角は12.0度、シャフトはSPEEDER NX 35

癸生川 打ったことがないような高い球が出たんですけど(笑)。球が上がらないで困っている人には、この選択肢ありなんじゃないかな。スウィング変えるよりロフトを変えて打ったほうが簡単!

小島 その通りだと思います。データを見ると、打ち出し角が17.8度、スピン量が3428rpm、落下角度46.7度ですから、ドライバーとは思えない数値です。17度くらいのフェアウェイウッドを打っているようなイメージです。でも打ちだし方向が0.4度右で、到達点が2.4ヤード左ですから、球は上がるけど、変につかまり過ぎないという点はあるかなと思います。

癸生川 うん、それはあると思います。球が上がらないで悩んでいる人って多いの?

小島 多いですね。落下角度が34~35度行く人ってあんまりいないです。特に女性だったり年齢を重ねた人にはもってこいのセッティングだと思いますね。

みんなのゴルフダイジェストYouTubeのみんゴル試打班「ガチギアトラック」では、ピンゴルフ『G430 MAX 10K HL』でトウやヒール側にズレてヒットした時の10Kヘッドの寛容性に関するチェックも行っているので、そちらもぜひ視聴してクラブ選びの参考してもらいたい。

YouTubeはこちらから

画像: 【HS40m/sで純正シャフト2本&ロフト別に打ち比べ!】2024年ピンゴルフ新製品・G430 MAX 10K HL ドライバー youtu.be

【HS40m/sで純正シャフト2本&ロフト別に打ち比べ!】2024年ピンゴルフ新製品・G430 MAX 10K HL ドライバー

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