"うっかりミス"ですまされない失態がJGA(日本ゴルフ協会)で起きてしまった。
画像: "うっかりミス"で謝罪したJGA(日本ゴルフ協会)

"うっかりミス"で謝罪したJGA(日本ゴルフ協会)

R&AとUSGAが共同で運営している「世界アマチュアゴルフランキング」において、2023年に日本国内で開催された7つの競技成績情報が同ランキング事務局に提出されなかった。

そのため同ランキングには反映されない事態が現出してしまったというのだ。

その該当競技とは、関東学生ゴルフ選手権(男女)、関西学生ゴルフ選手権(男女)、北海道ミッドアマチュアゴルフ選手権、北海道女子アマチュアゴルフ選手権、関東ミッドアマチュアゴルフ選手権、関西ミッドアマチュアゴルフ選手権、関西女子アマチュアゴルフ選手権の7競技。

JGAでは「該当する選手権に出場された選手の皆様ならびに関係者の皆様に深くお詫び申し上げます」と謝罪した。さらに「この度の事案を深刻に受け止め、再発防止策として専任担当者1名を増員するとともに、今後は業務担当チーム内での情報共有を徹底し、業務管理体制を見直してまいります」と続けた。

この”お詫び文”は当初JGAホームページに掲載されたが、「それだけでは足りないということで、各メディアにそれぞれ送らせてもらったわけです」(JGA専務理事山中博史氏)。

では、反映されなかったポイントはもう加算できないのだろうか?

「判明した時点で事務局に問い合わせをしたのですが、半年も前のことなので加算は無理ということです。本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです」(前出、山中氏)

ポイントを加算しても大勢に影響なかったというが、7競技に出場した選手にはショックだったろう。

JGAの役割は複数あるだろうが、極論すれば「競技団体」である。日本のナショナルオープンである日本オープン、日本女子オープンをはじめ、さまざまなアマチュア競技を主催する。その競技の一部に汚点を残してしまった。

今回の失態を糧に二度と起きないような管理体制をとってもらいたいものだ。

※週刊ゴルフダイジェスト2024年5月21日「バック9」より

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