ゴルフの上達を目指すゴルファーにとって役立つ情報を発信する「みんゴル・ゴルファー応援隊」。その隊長に就任したシングルプレーヤー・マツケンが上達のヒントになることを紹介。今回は、「夏ゴルフのための身体づくり」がテーマです。
画像: 夏ゴルフを楽しむための暑さ対策、今からしておこう(写真はイメージ)

夏ゴルフを楽しむための暑さ対策、今からしておこう(写真はイメージ)

日頃から汗をかく習慣をつけておくことが大切

関東地方の3月、4月は雨天の日も多く、不安定な天候が続いていましたが、ゴールデンウィークは晴天の日が多く、気温も25度を超えた日もあり、気持ちの良いプレーを満喫したゴルファーも多かったことでしょう。

ここ最近の日本では春と秋、ゴルフのベストシーズンともいえる期間がどんどん短くなっている印象があります。寒くもなく、かといって汗がダラダラと出ることもなく、湿度も低めという、清々しい天候でゴルフが出来る機会は本当に貴重になっている気がします。

そんな好天に恵まれたゴールデンウィークでしたが、意外に暑さに参ったという声も聞かれました。まだ暑さに慣れてない状態で、春先の強い紫外線をいきなり長時間浴びてしまって、身体が対応出来ず、軽い夏バテのようになった方もいたようです。

いわゆる「暑熱順化」が出来ていなかったと言えます。ゴールデンウィークが明け、間もなくすると、あの灼熱の夏が近づいてきます。気象庁の発表によると、記録的な酷暑だった昨年とほぼ変わらぬ暑さが予想されるようで、しかも暑い時期がより早く訪れるようなのです。

そんな酷暑でもゴルフを安全に楽しめるよう、今から暑さに慣れていく「暑熱順化」を心掛けるようにしましょう。

具体的には、日頃から汗をかく習慣をつけていくこと。例えば入浴はシャワーだけで済まさず、汗ばむまで浴槽に浸かること。もしくは移動時に少し速足で歩いて、脈拍を上げるようにするなど、一日の内、ほんの少しでも身体を温める時間を作るたけで暑さに強い身体に変わっていきます。

暑さに慣れている人は、体温が上がりだすと、すぐに汗が出はじめ、少しずつ、頻繁に汗がにじみ出ます。少しずつ出る汗は皮膚上ですぐに蒸発する為、気化熱が奪われて、体温が下げてくれます。「すぐに、少しずつ」汗が出る人は体温調節が上手で、暑さに強いということが言えます。

逆に暑さに弱いタイプの方は、体温が上がりだしても、なかなか汗が出ず、かなり高くなった時点で、一気に大量に汗をかきます。そうすると、皮膚上に水分が多くなり過ぎて蒸発が追いつかず、熱を逃がしにくくなるため、体温を下げることが難しくなってしまうのです。

サウナ好きな方ならわかるかと思いますが、汗をかくことが習慣になっている方は、汗がサラサラしていていますし、汗をかくことをあまり不快に感じません。

逆に汗をかくことに慣れていないひとほど、少しの汗でも不快に感じてしまいます。そうすると、意識的に汗をかく機会を避けるため、汗をかくのが上手にならない、ということになります。

こういうタイプの方が、いきなり灼熱のゴルフ場に行ったらどうなるでしょう? 急な体温の上昇に対応出来ず、体温調整が上手く出来ません。自ずと熱中症になる確率もが高くなってしまいます。

ますます長くなる酷暑の期間、安全にゴルフを楽しむために今から「暑熱順化」を心掛けましょう。

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