南秀樹プロが解説してくれた「左腕主導」でスウィングするコツを、シングルハンディの腕前を持つイラストレーターの野村タケオが実際に試してみた。

左肩をスウィングの支点にするのが一番シンプルかつ再現性が高い

みなさんこんにちは。ゴルフバカイラストレーターの野村タケオです。僕は利き手が右で、右打ちのゴルファーなのですが、世の中にはこのパターンのゴルファーが多いと思います。そうなると、どうしても右手を主体にしてスウィングしてしまうんですよね。でも実は左腕でスウィングを作っていくことが、スウィング全体のレベルアップにつながるということが、月刊ゴルフダイジェスト6月号の「主役は左腕!」という記事に載っていました。その記事の中にさらに気になるところがあったので、試してみることにしました。

画像: 月刊ゴルフダイジェスト2024/6号で特集されていた「左腕主導」でスウィングするコツを実践!

月刊ゴルフダイジェスト2024/6号で特集されていた「左腕主導」でスウィングするコツを実践!

この記事で指導してくれている南秀樹プロによると「ゴルフのスウィングは、左腕がハンドルで右腕がエンジン」ということです。つまり、左腕をうまくコントロールできないと、右腕のパワーは生かせないということなんですね。英語で左腕は”リードアーム”(先導する腕)と呼ばれているくらい大事で、左肩をスウィングの支点として使うのが一番シンプルで再現性が高くなるそうです。

ではその左腕はどんな軌道がいいのでしょうか。南プロは「インから下ろすのが正しいと思いこむあまり、必要以上にインから下ろしすぎて失敗しているアマチュアが多い」と言っています。これは僕もけっこう意識している部分だったのですが、インから下ろしちゃダメなんでしょうか?

画像: インから下ろそうとしすぎるのは良くない。必要以上にインから下ろしすぎてミスしているアマチュアが多いそうです

インから下ろそうとしすぎるのは良くない。必要以上にインから下ろしすぎてミスしているアマチュアが多いそうです

ゴルファーの目線からするとインパクト前後のヘッド軌道は限りなく真っすぐに近いそうです。スウィングは3Dなので、それで実際はイン‐インに動いているそうなんです。過度にインから下ろしてしまうと、切り返し以降クラブは寝て、フェースは開き、インパクトでスクエアにするのが間に合わないということになってしまうそうです。ボールに対して真っすぐアタックする軌道だと、外から下りるように見えてしまうのですが、実はそれが「正解」だそうで、それを目で覚えることが大事なんだそうです。

画像: ゴルファー目線で少し外から下りるくらいで正解。それでも実際はインから下りてきている

ゴルファー目線で少し外から下りるくらいで正解。それでも実際はインから下りてきている

左ひじは伸ばすのではなくゆるめるのが正解

正しい軌道でスウィングするためには、左ひじにゆるみがないといけないそうです。左ひじをピンと伸ばしてしまうと、クラブの重さを感じにくく、自分の力で下ろすしかなくなり、毎回正確な軌道で振るのが難しくなるそうなんですね。ひじをゆるめると、クラブの自然落下(重力)を感じて振れるので軌道が安定しやすくなるそうです。

もうひとつ、グリップを強く握りすぎないことも大事。強く握りすぎると、ひじまでロックされてしまいます。グリップはクラブが支えられる程度にゆるめ、手首がある程度自由に動く状態にしておくことで、クラブの動きを妨げずに振れるということです。

画像: 左ひじにゆるみがあるとクラブの自然落下を感じられて軌道が安定する。左ひじを伸ばしてしまうと、クラブの重さを感じにくくなる

左ひじにゆるみがあるとクラブの自然落下を感じられて軌道が安定する。左ひじを伸ばしてしまうと、クラブの重さを感じにくくなる

この感覚で実際にボールを打ちましたが、たしかにこんな軌道でいいのかな? と思いました。これじゃボールがつかまらないんじゃないの? と思いましたが、結果は悪くないんです。やはり今まではインサイドから振ろうとしすぎていたのかもしれません。左ひじのゆるみも意識すると、たしかに重力でクラブを下ろせるようになり、インサイドから入りすぎない感覚もありますね。今までは無理に右手でインサイドから振っていたんだと思います。

左腕の軌道を覚える「片手放し」ドリルというのが載っていたので、それも試してみることにしました。やり方は簡単で、両手でスウィングして、インパクト直前で右手を放して振るんです。こうすることで右手が悪さしないで振ることができるということのようです。素振りで慣れればボールも打ってみて、真っすぐ飛ばなければ左腕の軌道が間違っている証拠ということです。

やってみましたが、素振りに関しては問題なくできるのですが、ボールを打つのが難しい。インパクトのあとに右手を放すのならば簡単なのですが、インパクトの前に放さないといけないので難しいんですよ。真っ直ぐ飛ぶこともありましたが、シャンクもしちゃいました。おそらくシャンクが出るときって、インサイドからクラブが入ってきているんじゃないかと。このドリルをやっていると、右手の力が抜けるし、重力でクラブを下ろす感覚が分かりやすいです。

画像: 両手でテークバックして、インパクトの直前で右手を放して、そのままフィニッシュまで振る

両手でテークバックして、インパクトの直前で右手を放して、そのままフィニッシュまで振る

このドリルはスタンス幅を狭くしてやるのがいいそうです。スタンスが広いと、どうしても体全体を使って振ってしまい、左腕の正しい動きが認識しづらくなるそうなので、やるときは気をつけてみてください。

左腕の軌道を意識しながらボールを打ってみたり、ドリルをやったりしましたが、いかに自分が無理にインサイドから振ろうとしていたかがわかりました。左腕を生かして振ることが大事だということはわかりましたが、どうしても右腕が強いので、もう少し左腕を鍛えなきゃダメだな~と思いました。

この記事にはもっと左腕を使って振る方法や、ドリルなどが載っています。また左腕を意識してレベルアップしたアマチュアのことも載っていますので、気になった方はぜひ読んでみてください。

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