QTランク32位の資格で参戦する山路晶選手が「リゾートトラスト レディス」の練習日に練習グリーンで行っていた練習を紹介します。今季の山路選手は開幕から7戦連続で予選落ちのあと「フジサンケイレディス」から4戦連続で予選を通過。「パナソニックオープンレディース」では11位の成績を残しています。また、スタッツを見るとパーオンホールでの平均パット数は「1.7700」と全体の9位に位置しています。ちなみに、昨年は参考記録ながら同平均パット数は「1.8599」で全体の85位相当、2022年は「1.8737」で95位だったので、パッティングの好調さが伺えます。
その山路選手が練習グリーンで取り組んでいた練習器具に注目してみました。アライメントスティックを板に通してパットのアライメントを取りながら、板の真ん中に開いたボール1個分の穴に通すように練習していました。
「この練習は真っ直ぐに構えられるし、ヘッドの上のスティックに対してヘッドがイン・トゥ・インに動く軌道も確認できます。ボール1個分の穴を通すのも面白くて楽しく練習できています」(山路晶、以下同)
練習を見ていると特にショートパットに抜群の効果があるようですし、ヘッドの軌道や目線、体の向きを矯正する効果もありそうです。
練習場ではスティックを立ててクラブの軌道をチェックしていると、使い方を教えてもらいました。板を芝に置きスティックを斜めに立て、手元が浮かないようにチェックできると山路選手。
「芝の上ならスティックを刺すこともできるのですが、練習場ではこれがあると同じように練習することができるんです」
さらにスティックの前にボールを移動させると、クラブが寝てインサイドから入る悪いクセを矯正するのに効果てきめんだと、ショットが好調な理由を教えてくれました。
この練習器具なら自宅のパターマットでも練習場でも使用できますし、持ち運びも苦になりません。「スイングアライメントボード」という商品名のようです。興味のある人はチェックしてみてください。
前週の「ブリヂストンレディス」は予選落ちに終わりましたが、リランキングでは17位に付けており、後半戦以降の出場からシード入りを目指す山路選手。今週のコースは飛距離のある山路選手にはアドバンテージがあるはずなので注目してみましょう。