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試打する『ダークスピード X』は、低スピンで速いボール初速を求めるプロからアマチュアまで幅広いゴルファーのために設計されたドライバー。高い飛距離性能に、ミスヒットでも寛容な安定性を実現。ヘッド後方のウェイトポジションは、直進性と高弾道をもたらし、中間部のウェイトポジションは、後方のポジションと比べて、弾道の高さとスピン量を抑えることができるという。
ヘッドの見た目の印象は、「色が黒いと小ぶりに見えるし、マットで本当にカッコイイ」(癸生川プロ)、「構えてみると綺麗ですね」(小島プロ)と、二人ともマットブラックのヘッドに惚れ込んだようだ。
純正『スピーダー NX』と『ツアーAD』をHS45m/s前後で比較
装着シャフトは、オリジナルの 『スピーダー NX for COBRA』と『TOUR AD for COBRA』で、まずはスペックを比較する。
◆『スピーダー NX for COBRA』(Flex S)●54.5g/先中調子/トルク5.4/45.75インチ/バランスD3
◆『ツアーAD for COBRA』(Flex S)●60g/中調子/トルク4.7/45.25インチ/バランスD0.5
『スピーダー NX for cobra』トラックマン4のデータ
クラブスピード●45.4m/s
ボール初速● 67.3m/s
打ち出し角●11.5度
スピン量●3063rpm
降下角●34.9度
キャリー●248.1ヤード
飛距離●274.4ヤード
打ち出し方向●2.2度左
スピンアクシス●4.2度右
SIDE●0.5ヤード右
ヘッドスピード45m/sくらいで打ったときの癸生川プロのコメントは、「シャフトの先がポンと走る感じですね。シャフトが助けてあげますみたいな感じでスピード上げてくれたり、球を上げてくれたりするシャフトかなと思いますね。ヘッドとシャフトの相性は良いです。打った感じではヘッドの特性はロースピンで、それをシャフトが走らせてあげることで『高打ち出しの低スピン』の弾道になるみたいな、そういうイメージなのかなと思います」というもの。
『ツアーAD for cobra』トラックマン4のデータ
クラブスピード●45.4m/s
ボール初速●67.6m/s
打ち出し角●10.2度
スピン量●2649rpm
降下角●30.0度
キャリー●237.6ヤード
飛距離●270.8ヤード
打ち出し方向●0.7度右
スピンアクシス●7.7度左
SIDE●8.7ヤード左
こちらも同様に、ヘッドスピード45m/sくらいで打ったときに癸生川プロは、「こっちのシャフトのほうがしっかりしていますね。『NX』と比べてシャフトの先が硬く感じるし、しなり方が違う。私はこっちのほうが打ちやすいですね。適度なしなりと、重さとがあって、素直に動いてくれる」と語った。
データ分析官・小島プロが語る『ダークスピード X』の2つの純正シャフトの特性とお勧めゴルファー
「『スピーダー NX』は先中調子、『ツアーAD』は中調子ですから、癸生川プロが感じた通り『ツアーAD』のほうが先がしっかりしています。長さは『スピーダー NX』が0.5インチ長いので、アイアンでいうと1番手の違いですからスウィングウェイトも当然重くなり、『スピーダー NX』はD3、『ツアーAD』はD0.5 。ですから『スピーダー NX』のほうが先がしなって、走るというのも感じた通りだと思います。お勧めのタイプとしては、先のしなりを使いたい人は『スピーダーNX』、一方、アスリートタイプというか、自分で振っていきたいというタイプは『ツアーAD』がマッチすると思います」(小島プロ)
『ダークスピード X』の2つの標準シャフトを試打後の二人からの視聴者へのアドバイス。
「『ダークスピード X』の純正シャフト『スピーダー NX』 だったらHS40m/s前後の人、『ツアーAD』だったらHS45m/sまで使えるシャフト。選ぶときにロフト角9度と10.5度の両方を試打してみて、合うものを選んで欲しい」(癸生川プロ)
「2つのシャフトは、純正シャフトにしてはややハードめというか、ちょっとアスリート系のシャフト。ロフト選びやウェイトポジションの変更によって、打ちやすさも弾道も違ってきます。フィッティングを利用して、自分に合ったクラブを探してみてください」(小島プロ)
みんなのゴルフダイジェストYouTubeのみんゴル試打班「ガチギアトラック」では、『ダークスピード X』の『ツアーAD』装着ドライバーの9度、10.5度を、40m/s、42m/s、45m/sとヘッドスピードを変えて試打をしたり、10.5度のトウ、ヒールでヒットしたときの寛容性テストをするなど、細かなデータ検証を行っている。ぜひ視聴してクラブ選びの参考してもらいたい。
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