「カワイイキャップ! いくらするの?」と娘。「わかる? 1万円はしないよ」と答える私。「そんなに高いの?」と妻は一瞬で不機嫌だ。「良いブランドだったらそれぐらいするよ」と娘の援護射撃も効果なく、不機嫌度数は下がらない。汚れてきたので洗濯物入れに忍ばせておいたが、妻が洗ってくれない。
丁重にお願いしたら、高価な帽子が形崩れするのが嫌らしく、どうやって洗ったらいいか検索しようと思っていたらしい。俺への抗議ではなかったみたい。どうしよう? なんて思っていたら娘が良いものを見つけてくれた。ダイヤ『ゴルフキャップ ランドリーネット』だ。
聞いたことある会社だな? と思ったら、愛用しているティーを作っているメーカーだ。この会社、ゴルフ部門とは別に洗濯用品などの製品の企画開発や、コインランドリー事業までやっている洗濯のプロ。ゴルフキャップをゴルフウェアと同じように、洗濯機で気軽に洗える便利グッズなんて作るのは得意中の得意だろう。
キャップの前立て部分とツバの曲線に合わせて固定できる「形状サポート」がキャップの形崩れを防いでくれる。厚さ約3ミリのクッションメッシュ素材を採用。柔らかい素材なので他の洗濯物と一緒に洗濯機へ入れてお気に入りのゴルフキャップを優しく洗うことができる。ツバの形状は問わず、高さ18センチまで入れられるサイズで、前立てが高く、かぶりが深いキャップなど、幅広い形の帽子に使用可能。無漂白で自然な風合いの生地は、肌が敏感な人の洗濯にも安心して使用でき、洗濯ネット専用ファスナーは丈夫で開閉しやすく出し入れも簡単だ。
娘が代金を集金に来たのでヘソクリの大枚を渡してしまって後悔。ちょっと大盤振る舞いしすぎた。娘も自分の帽子をコレで洗っているらしい。家庭円満で良かったということにしよう。
TEXT/Motoharu Tajima
PHOTO/Takanori Miki
※週刊ゴルフダイジェスト2024年6月11日号より