一度気に入ったクラブはとことん使うタイプで、最も長いのは中学2年生の時からのグレートビッグバーサの7Wと9W。7Wが180ヤードで9Wが170ヤード。175や165の中間距離はフェードやドローで距離を合わせ、「自分ではショートアイアン感覚の2本です」
9Wの下はGBBエピックスターの6Uで、これもプロ入りから。ロフト26度で160ヤード前後を狙う1本。その下は2018年モデルのXフォージド UT。「顔つきの良さと球の上がりやすさで長く使っています。新しいAiスモークの6Iも『球の高さが出しやすいです』と、2本を使い分けていますが、エースはXフォージドです」(キャロウェイのツアー担当)
反対に今年からの投入がパラダイム Ai スモークの3Wと、Ai-ONEのマレットヘッドROSSIE Sパター。
「オフに、3Wをテストしたなかで一番パフォーマンスが良く、イメージ通りの強い球が打てるとチョイスしたのがAi スモーク MAX Dでした」(同担当)。ネック調整でロフト15度を14度に立てて、ドローが打ちやすいアップライトな〝D〟ポジションにしている。
パターについては、「昨年末から安定感の高いAi-ONEシリーズを中心にテストを行い、出球のスピード感とフィーリングがイメージに合致して決まりました。ヘッドが軽く感じることがあるようで、ソールに鉛を貼って調整したとのことです」(同担当)。シャフトは女子ツアーで人気のストロークラボの赤を挿す。
ドライバーは昨年から継続で、ヘッドサイズ420㏄の小ぶりなパラダイム ♦♦♦S。「私は小さめヘッドが好きで、構えた時にいい感じだったのと振り抜きがすごく良くて飛距離が3~5ヤード伸びてくれました」とは、昨年に使い始めた時のコメント。現在の平均飛距離は243.97ヤード(149位)、フェアウェイキープ率は81.68%(13位)。
今後は6月20日から全米女子プロ(サハリーCC)、7月11日からエビアン選手権(エビアンリゾートGC)と、トリッキーなコースでのメジャーが続く。「広く長いコースよりもトリッキーなコースが向いていると思う」との本人の言葉に期待したい。
150ヤード以上はFW4本と2本のUTで狙う
1W/パラダイム ♦♦♦S(9度)・ディアマナWB(43R)
3W/パラダイムAi スモークMAX D(15度→14度)・ディアマナWB(50R)
5W/エピック スピード(18度)・スピーダーNX(50SR)
7W・9W/グレートビッグバーサ(21度・24度)・スピーダー569エボⅢ(SR)
6U/GBB エピックスター UT(26度)・MCH(60SR)
6I/Xフォージド UT(27度)・MCI(70R)
7I~PW/Xフォージド スター・MCI(70R)
AW/JAWS RAW(52度)・MCI(80S)
SW/JAWS フォージド(58度)・MCI(80S)
PT/オデッセイ Ai-ONE ROSSIE S(3度)・ストロークラボ
BALL/クロムツアーX トリプル・トラック
※スペックは編集部調べ
※スペックとスタッツは6月12日時点のもの
※週刊ゴルフダイジェスト2024年6月25日号より(PHOTO/Yasuhiro JJ Tanabe、Tadashi Anezaki)
※2024年6月17日22時45分、一部加筆修正しました。