「週刊ゴルフダイジェスト」でお馴染みのユージさんが、2024年6月25日号の「週刊ゴルフダイジェスト」で、スコアメイクの最重要ポイント、パッティングを大本研太郎コーチに学んでいる。グリップの仕方から正しい振り子運動の方法まで特集されているので、その一部を「みんゴル」読者にお裾分け。

大本 研太郎

おおもと けんたろう。1974年生まれ。宮城県出身。

ショートゲームを中心に、スウィング理論からメンタル、フィジカルまで教える理論派コーチ。現在、東浩子、藤田さいき、臼井麗香、永嶋花音などを指導中。
GPC恵比寿を主宰。

画像: 大本研太郎コーチ

大本研太郎コーチ

画像: ユージ

ユージ

ユージ

1987年生まれ。アメリカ・フロリダ州出身。 2004年からモデルとして活動を開始し、現在はモデル、タレント、俳優として幅広く活躍中。

芸能界一飛ばす男として有名だが、スコアだって尊敬されたい…!

思考や目線がストロークを邪魔する

大本 パッティングで大切なのは、読み、狙い、距離感、方向の4つです。

ユージ この4つが合えば、入る確率が上がるんですね。

大本 「読み」はグリーンの傾斜やスピードを把握するパートで、現実の世界です。対して、「狙い」「距離感」「方向」は、実際にボールを打つときに必要な要素で、イメージの世界で打ってほしいんです。

ユージ 現実の世界とイメージの世界!いきなり300ヤード級の飛ばしですね。

大本 球を打つときは、正しく打つとか、ターゲットに打つとか、ラインを考えるとか、そういったことはストロークを邪魔してしまうんです。たとえば階段を下りるとき、階段を見ませんよね。あれは、階段を見ないから体がスムーズに動いているわけで、階段を見たとたんにスムーズに動けなくなります。

ユージ 確かにそうですね。

大本 パッティングも同じで、見た方向に打とうとしたり、打ち方を考えた瞬間に、いいストロークができなくなってしまうんです。感じたままに打つ。これがパフォーマンスを上げる唯一の方法なんです。

POINT 現実の世界でラインを読み、イメージの世界で打つ

画像: 「狙い」からはイメージの世界で打てるかがどうかが重要

「狙い」からはイメージの世界で打てるかがどうかが重要

パッティングで大切なのは、読み、狙い、距離感、方向の4つ。傾斜やグリーンのスピードの「読み」は思考を伴う現実の世界だが、実際に構えて打つ「狙い」「距離感」「方向」の段階では、何も思わず感じたままにイメージの世界で打てるかが重要だという。

イメージの世界へスイッチを入れる

大本 読みという現実の世界から、実際に打つイメージの世界に移行するには、切り換えスイッチが必要なんですよ。

ユージ スイッチですか! ますます話がおもしろくなってきました。

大本 スイッチは、ボールの後ろからラインを眺めると見えてきます。

ユージ どこを見ればいいんでしょうか?

大本 たとえば上りのフックなら、右手にパターを持って、ボールから5歩離れたラインの真後ろに立ちます。カップとボールを含めた全体的な景色をぼんやりと眺めて集中するんです。

ユージ 集中する……。

大本 そうです。ぼんやりとです。どこかを凝視する必要もありません。こうすることで、距離や方向やラインを感じることができます。見ているようで、見ていない。

ユージ 距離や方向は?

大本 考えちゃダメです。景色をイメージ化できれば、体が自然に反応してくれます。ちゃんとその方向に構えて、その距離で打てるようになってきます。パッティングが上手いプロは、この方法で自分のベストパフォーマンスを引き出しているんですよ。

ユージ 無の境地! 見るんじゃなくて感じるんですね。

これが正解のステップ

画像: まずラインを読む

まずラインを読む

STEP 1

ボールの後ろからラインを読んで

画像: 反対側から傾斜も確認

反対側から傾斜も確認

STEP 2

カップの向こうからも傾斜を確認

画像: ボールの5歩後ろで素振り

ボールの5歩後ろで素振り

STEP 3

ボールの5歩後方で正対して素振りする

画像: イメージの世界に入る

イメージの世界に入る

STEP 4

ぼんやりと景色を眺めてイメージの世界に入る

画像: イメージが消えないうちにアドレスへ

イメージが消えないうちにアドレスへ

STEP 5

映像化した景色が消えないように移動

画像: チラ見してターゲットを確認

チラ見してターゲットを確認

STEP 6

1度だけチラ見してターゲットを確認

画像: 構えたらすぐに打つ

構えたらすぐに打つ

STEP 7

アドレスしたら間髪を入れず始動

POINT ボール後方からの景色を映像化する

画像: イメージの世界にはいることが重要

イメージの世界にはいることが重要

「もっとも大切なのはステップ4です。右手にパターを持って、ボールから5歩離れた位置に立ちます。『読み』で得た情報をぼんやりとした景色として頭の中に映像化します。ここがイメージの世界への入り口です。あとはそのイメージが消える前に打つだけです」(大本)

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大本コーチによるレッスンの続きは2024年6月25日号の「週刊ゴルフダイジェスト」とMyゴルフダイジェストにて掲載中!

※週刊ゴルフダイジェスト2024年6月25日号「カップを消せたらなぜか入る! 摩訶不思議なパッティング教室」より一部抜粋

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