前日2日目は午前11時に降雨によるコースコンディション不良のため中断し、15時25分にサスペンデッドとなっていました。2日目の午前組は中断になった前日のボール位置から7時にスタートし、午後組は7時30分からスタートしていました。
全組がホールアウトしたのが14時5分。予選カットとスコア順に組み合わせをし、15時に第3ラウンドがスタートしていますが、下り坂の天候を表すように雲が立ち込め、日没を前に暗くなりました。選手たちからは、少しでもホールを消化したいというはやる気持ちと、スコアを崩したくない、伸ばすために丁寧に攻めようとする二つの反する気持ちが伝わって来るようでした。
7時から残りホールを消化した午前組は、一度ホテルに戻り体を休めてから15時に合わせてスタート前のルーティンに入る選手が多く、7時半から18ホールプレーした午後組は、少しの休憩を挟んでスタートしていきました。15時のトップスタートが16ホール目をプレー中、最終組は7番ホール2打目地点で18時38分にサスペンデッドとなり、明日7時からの再開となりました。
コースコンディションは早朝に刈られたグリーンのスピードは遅くなり、気温や風の変化、さらに自身の体のコンディションの変化などに対応することが求めれる状況になっていました。
首位から1打差の8アンダーで最終組の一組前で出た小祝さくら選手は、7番までに3つのバーディを重ね、11アンダーまで伸ばし2位に2打差の単独首位で今日を終えました。「長丁場で体力が削られる感じ」だった中で良いプレーができたといい、明日は最後の力を出し切りたいとラウンド後の囲み会見で話しました。
日没が近くなると暗さで距離感が難しくなったり、グリーン上のラインが読みにくくなります。その中で集中力を切らさずにプレーし、スコアを3つ伸ばした工藤遥(暫定7位タイ)、尾関彩美悠(暫定9位タイ)、吉本ここね(暫定13位タイ)、鈴木愛(暫定19位タイ)選手らは大きく順位を上げています。
明日は7時から中断した位置に戻って再開される予定です。ただし今夜遅くから雨と風が強く吹く予報になっています。再開が遅延するほどの予報ではありませんが、梅雨入りしたこともあり様々な状況を想定しておく必要がありそうです。
遅延や中断がなければ最終組は29ホールを消化することはできそうです。一体どんな結末が待っているのでしょうか。明日も現地からのレポートをお届けします。
写真/有原裕晶