週刊ゴルフダイジェストで好評連載中の漫画で、テレビアニメ化もされた「オーイ! とんぼ」。アニメ版で同作の主人公・大井とんぼの声を担当した声優・はやしりかがゴルフに挑戦! コースデビューを目指し、東京都目黒区のゴルフスクール「学芸大ゴルフスタジオ」のヘッドコーチ・兼濱開人のレッスンを受講! 今回は7番アイアンを使って、実際にゴルフボールを打ってみた。

7番アイアンとランチャーの違いを感じてみよう

兼濱開人(以下兼濱):前回はスナッグゴルフのランチャーという、いわば“とてもやさしい”クラブを使って、グリップの仕方と遠心力を感じる連続素振りを学び、テニスボールを打つところまでいきました。じゃあ今回は、本物のゴルフクラブでゴルフボールを打つことにチャレンジしてみましょうか。

画像: 「オーイ! とんぼ」アニメ版で主人公・大井とんぼの声を務めたはやしりか(右)と、東京都目黒区のゴルフスクール「学芸大ゴルフスタジオ」のヘッドコーチ・兼濱開人(左)

「オーイ! とんぼ」アニメ版で主人公・大井とんぼの声を務めたはやしりか(右)と、東京都目黒区のゴルフスクール「学芸大ゴルフスタジオ」のヘッドコーチ・兼濱開人(左)

はやしりか(以下はやし):オッス! 頑張ります!

兼濱:今回は7番アイアンを使ってもらいます。はやしさんはランチャーだったらある程度スウィングの基礎ができているし、ナイスショットも打てます。じゃあ7番アイアンを持ってみて、どうですか? ランチャーとの違いは感じますか?

はやし:はっ! グリップに目印がなくて、丸いです。あと重いです。

兼濱:お、感覚が良いです。そう、ゴルフクラブって重いんです。この重さを感じるのが大事なんです。じゃあグリップができたらまっすぐ立って、手の中でクラブを上下にポンポンと遊ばせてみてください。

画像: スナッグゴルフのランチャーより実際のゴルフクラブのほうが重い。まずは手の中で上下に遊ばせて、クラブの重さを感じるところから

スナッグゴルフのランチャーより実際のゴルフクラブのほうが重い。まずは手の中で上下に遊ばせて、クラブの重さを感じるところから

はやし:ポンポン。

兼濱:7番アイアンはこのぐらいの力感で支えて欲しいんだな~っていう風にポンポンして重さを感じること。これが結構大事です。少し難しいですが、ライ角という、クラブを構えたときにできるシャフトと地面の角度があるんです。この角度通りに構えるためにクラブを手の中で支えたくて、そのための必要最低限の力が、僕たちがグリップにこめてほしい力の量なんです。ちなみに、クラブの重さを支えて持ったとき、手首に角度ができますよね。その角度のことはアーム角と呼んだりします。

画像: クラブにこめる力は、重さを支えるための必要最低限が良い

クラブにこめる力は、重さを支えるための必要最低限が良い

7番アイアンで素振りしてみよう

兼濱:7番アイアンで、改めて連続素振りをしてみましょう。

はやし:はい!……体が持っていかれる~。

画像: 7番アイアンで素振りに挑戦!

7番アイアンで素振りに挑戦!

兼濱:そう、持ってかれてるのってすごくいいことですよ。じゃあ以前のレッスンのおさらいで、インパクトバッグを叩いてみましょう。

はやし:はい!

兼濱:1……2……3、良いですね~。

はやし:腰がピューって持っていかれます(笑)。

兼濱:そうそう、体が意外に回されますよね。クラブの力によって回される感じです。

はやし:おっとっとっと……ってなっちゃいます。

兼濱:じゃあ今度はテニスボールを打ってみましょう。これも前回のおさらい、2回素振りしたら、僕がボールを置きますから3回目で打ちましょう。1……2……3! お~! ナイスショット!

はやし:当たりました!

画像: 7番アイアンでテニスボールを打つと、ナイスショット!

7番アイアンでテニスボールを打つと、ナイスショット!

兼濱:はやしさんは構えてから振り下ろすときの遠心力の使い方が上手ですね。でも、右に振り戻す側がちょっと苦手なところがあります。まずは再現性の高いスウィングを身に付けるためにも、振り子のイメージで左右対称に、戻して戻して……というイメージで素振りするのが大事です。

はやし:はい! 戻して戻して……。

兼濱:戻して戻して……フィニッシュ! そう、最高!

はやし:よっしゃー!

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