最新アイアンは「Ai200シリーズ」? アイアンにもAI設計の波が到来か!?
選手たちが手にしたキャロウェイの未発売アイアンは外観の文字から、「APEX MB」「APEX DCB」「APEX PRO」に次ぐ「APEX シリーズ」の最新モデルとみられる。
まず、担当者に、その特徴を聞いてみると、「すみません、発表まで詳細は語れないんです」とつれない答えが返ってくる。
おさらいのために調べてみると、「APEX シリーズ」は昨年の秋に「APEX PROシリーズ」として、中空の「PRO」、キャビティの「CB」、マッスルの「MB」の3モデルが発売されている。また、21年に「ちょうどいい飛び系軟鉄鍛造アイアン」として「APEX」と「APEX DCB」が発売されていることを考えると、この「APEX」と「APEX DCB」の後継に当たるモデルなのではと推察できる。「Ai200」という刻印がネックにあることを考えると、キャロウェイが得意とするAIが設計したフェースなのではないか。
初めて手にした女子プロたちの反応は?
現在「Xフォージドスター」を使用している柏原明日架は「Ai200」と刻印されたモデルをテスト。練習ラウンドのスタート前に手応えを感じたようで、ラウンド中にシャフト交換してバランスをチェック。ホールアウト後の練習場で調整した新アイアンを再度テストした。
「今使っているモデルと違うのですが、打感が軟らかくて操作性があり、やさしく打てる印象です。いい感じです!」
柏原はやさしさを求めるタイプで、モデル違いでも新アイアンは好感触だった。
上田桃子はいまのアイアンを気に入っているためか、「新しいモデルには変えないと思いますよ」と言いながらテストを開始。ところが1球打つと、「めっちゃ、簡単ですね!」と、6番からPWまで番手ごとに打ち比べていた。
「打感が軟らかく球が止まりそうです。少しヘッドが大きい印象だけど、見た目がスッキリしていて、顔もいいです」
現在使用している「APEX」の6番と新アイアンの6番をそれぞれ構えて見た目を確認し、「グースも強くないし、やっぱりいいですね」と手応えを感じた。
「難しい日本女子オープンのようなシチュエーションで(グリーンが硬いコースで)ボールを止めたい試合はとくに使えそうですね」と、やさしさが特徴の新アイアンに納得していた。
すぐにでも”モデルチェンジ”しそうな勢いでテストしていたのが契約外選手の岸部桃子。
「最初ちょっとダフったので、重さを調整してもらったら、2グラム変えただけですごく良くなって、いい球が出るようになりました。スピンも効いていいですね」と嬉しそう。横田英治コーチも「微調整すれば使えそうです」と太鼓判を押すほど、クラブが合っているようだった。
ただ、プロもプレースタイルの違いで好みがわかれるところ。
契約選手で男子プロの多くが使うアスリートタイプの「APEX PRO」を使用している河本結は「やさしく打てるけど、ヘッドが小ぶりのほうが私は打ちやすいので……」と、より操作性のいい現状のクラブを”推した”。
河本のようにアスリートモデルを好む男子プロには需要がなさそうだが、そうでもなかった。
同じ週に開催された男子ツアー「横浜ミナトチャンピオンシップ」で、テストした男子プロたちがロングアイアンを好評価。「簡単にボールが上がる」とアスリートゴルファーにもニーズがありそうだ。
ヘッドはスッキリ見えるタイプでやさしいアイアンがいいというゴルファーや簡単に高さが出せるロングアイアンを使用したいという上級者には、「APEX Ai200」と刻印された新アイアンはぴったりハマるかもしれない。
写真/岡沢裕行、大澤進二