今季米女子ツアーで今季6勝を挙げている世界ランク1位のネリー・コルダがじわじわと順位を上げている。出入りはあったものの2アンダーの70にまとめトップと5打差の7位タイに浮上した。先週チームUSAのスコッティ・シェフラーが逆転で金メダルを獲得したストローク差(4打差)より1打多いものの、東京の金メダリストは「スコッティが(最終日に)9アンダーをマークしたのだからまだ何があるかわからない」と逆転連覇に意欲を見せた。

シャフラーとコルダには共通点が多い。パリオリンピック前までに、メジャー1勝を含む今季ともに6勝を挙げ、不動の世界ナンバー1。優勝したメジャー大会も、シーズンのメジャー初戦であるマスターズとシェブロン選手権と同一会場で実施される試合だ。ともすれば、コルダの大逆転もあり得ると思わせる。

「今日は風がかなりあったので難しかったです。前半、池に入れたり2オンを狙えるパー5でボギーを叩いたりスロースタートだったけれど中盤盛り返せて良かった。2アンダー(70)には納得しています」

前日は終盤まで快調にスコアを伸ばし一時2位タイに浮上したが、16番パー3でまさかのクアトロボギー(7打)。17番でもボギーを叩き「すごく落ち込んで立ち直るのが難しかった」。しかし「ポジティブになろう、まだ36ホールあると自分に言い聞かせました」と気持ちを切り替えた。

明日に向け「4打差あるけれどスコッティが逆転したのにならって同じことができればいいですね。まだチャンスはある」と前を向いた。

画像: 3日目、1番ティーショットを放ったあと、観客の声援に応えスタートしていったネリー・コルダ(PHOTO/Getty Images)

3日目、1番ティーショットを放ったあと、観客の声援に応えスタートしていったネリー・コルダ(PHOTO/Getty Images)

ラウンド前にはファンからピカチュウのキーホルダーをプレゼントされたコルダ。

その人物がコルダがピカチュウファンだということを知っていたかどうかは定かではないが、本人は「小さい頃ハロウィンでピカチュウのコスプレをしました!」と笑顔。

コルダ以外のチームUSAは世界ランク2位のリリア・ヴがこの日3オーバー75を叩き27位タイに後退したが、タイガー・ウッズのスタンフォード大の後輩、ローズ・ジャンは14番と18番でイーグルを奪って5アンダー67をマーク。

コルダと同じ12位タイからスタートし、9ランク上げて山下美夢有と同じ3位タイとメダル争いに加わった。

チームジャパン、ネリー・コルダの最終ラウンドスタート時間
日本時間17:11~/笹生優花
日本時間19:17~/ネリー・コルダ
日本時間19:28~/山下美夢有

●放送予定(8月10日10時現在)
8月10日/第4ラウンド
・NHK BS(ライブ/20:00~)
・TVer(ライブ/15:50~)

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