国内外のツアーでは、すでに多くのプロがスイッチしているキャロウェイの新しいウェッジ「オーパス」。ザンダー・シャウフェレは全米プロと全英オープンを制し、国内男子ツアーでは石川遼が早くも結果を残している。
スコアラインが2本増えてさらにスピンが入る!
前作「JAWS RAW」のスコアラインをアップデートし、溝と溝の間隔を狭くしたことでフェースのスコアラインが2本増えた「オーパス」。ブラスト加工が施されたフェースには粗さがあり、ネックが長くなった分、重心は高く、ラフや濡れたコンディションでもスピンがかかりやすい。フェースへの球の乗り感も強く、打ち出しが低くなったのも多くのプロがすでに「オーパス」に切り替えている理由のひとつだろう。
プロのフィードバックが詰まったこだわりのティアドロップ形状
だが、「オーパス」最大の特徴は構えたときの顔のよさ。
ほとんどのプロはアドレスしたときの第一印象で使うか使わないかを決めるため、キャロウェイ史上、最も多くプロのフィードバックを反映させたという。19カ月に及ぶ開発期間中に何度も形状が手直しされ、このティアドロップ型に行きついたのは6番目のプロトタイプ。
トウの頂点は高めで、絶妙なリーディングエッジのカーブ、そしてネックからホーゼルへのスムーズな繋がりと、世界のトッププロも納得のヘッド形状。そして打てばスピンが入るのだから、使わない理由がない。
58度と60度には、ソールのグラインドが4種類用意され、「S」はスタンダードで、アイアンに近いストレートなソール。「W」は幅が広いワイドソール。「C」はトウとヒール、バックフェース側のトレーリングエッジがC字状に落ちている。「T」は一番バウンスが落とされ、フェースを開いて使いやすい。最高級カリフォルニアワインをモデル名の由来とする「オーパス」。まさに最高峰の性能を持ったウェッジの登場だ。
PHOTO/Tomoya Nomura