レッスンプロを育成(指導)するレッスンプロの先生が教える「ゴルフの教科書(基本)」。フルスウィングしたときに気持ちよく振れるように「ハーフスウィング」からレッスン中。今回は「正しいクラブを上げるためのドリル」を解説する。【レッスンプロの先生とレッスンプロの教科書から学ぶゴルフの基本⑱】
画像: クラブの上げ方が良くなる「テークバックの"コロコロドリル"」。60センチ真っすぐ引く意識がポイント

クラブの上げ方が良くなる"コロコロドリル"

画像: クラブをスクエアに上げたときのテークバック

クラブをスクエアに上げたときのテークバック

GD テークバックは手先でヘッドから上げるのではなく、肩、腕でヘッドを置き気味に上げていくと正しいところに上がりやすいということでした。

原田 前回は自分が正しいヘッドの上げ方ができているかどうかのチェック方法も説明しましたよね。

GD 誰かにヘッドのバックフェースをクラブヘッドで押さえてもらい、ヘッドを上げるのを邪魔してもらうという方法でした。手先でヘッドを上げようとするとまったく上がらないけど、肩、腕でヘッドを置き気味に、引きずるような感じで上げると、邪魔してもらっているヘッドの手前側をスルッと抜けて上げることができました。

原田 その方法でね、自分が正しく上げられているかいないかが分かったはずです。で、自分が正しく上げられていないことが分かった人には、それを直すドリルがあります。

GD どんなドリルですか?

画像: クラブの上げ方が良くなる"コロコロドリル"

原田 それはね、ヘッドの真後ろ60センチくらいのところにボールを置いて、バックフェースで真っすぐ後方にボールを押しながら上げていくんです。

GD 真っすぐ後ろにボールを転がすんですね。

原田 そう、そう。コーンと強く打っちゃダメですし、斜めに転がってもいけません。ゆっくりコロコロと真っすぐ後方に転がすんです。

GD まさに"コロコロドリル"ですね。これにはどんな効果があるんですか?

原田 これはね、手先で上げちゃうと、そもそもボールに当たらないんです。正しいインの軌道よりもさらにインに入っちゃうからね。でも、このドリルを繰り返しやるとね、それが矯正できるんです。

GD 早速やってみます。ボールをヘッドの60センチくらい後ろに置いてと。これは50センチじゃダメなんですか?

原田 50センチじゃ、ちょっと短いな。やっぱり60センチですね。

構えたところからヘッドを60センチ真っすぐ引く

画像: 構えたところからヘッドを60センチ真っすぐ引く

GD では、60センチで。そしてヘッドの裏側で真後ろにコロコロと転がすんですよね。こんな感じですか?

原田 ちょっとまだぎこちないけど、これは繰り返しやっているうちに段々できるようになります。ほら、ヘッドがいい位置に上がってきましたよ。

GD そうですか? 自分からは確認しづらいですけど、後ろから見たらシャフトが見えないところに上げられている気がします。

原田 やはり始動の部分でいきなり極端なインサイドにヘッドが入ることがなくなるので、正しい軌道をたどって適正な位置に上げやすくなりますよね。慣れてきたら前にやった誰かにヘッドを邪魔してもらう方法でチェックするといいです。自分の上げ方が正しいかどうかが自己判別できますから。ところでテークバックはもちろん、ゴルフスウィングにおいて知っておいてほしい考え方を説明します。

GD 考え方? それはどんなものですか?

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