お気に入りのクラブは「キャメロンのプロトタイプ」
全英女子オープンの最終日、過去に2度、全英女子オープンで優勝を果たしている申ジエ、世界ランク1位のネリー・コルダ、昨年の全英女子オープン覇者のリリア・ヴ、そしてパリ五輪金メダリストのリディア・コーとそうそうたるメンバーで優勝争いが行われた。
決着がついたのは最終18番。リディア・コーがバーディで締め、トータル7アンダーでクラブハウスリーダー(※)に。最終組のリリア・ヴも17番終了時までで6アンダーとし、18番がバーディならプレーオフという展開だったが、3パット。ここで決着がついた。
※「クラブハウスリーダー」とは、ホールアウトしたなかで最少スコアの選手を指す言葉
バーディパットをねじ込んだパターを「14本の中で1番お気に入り」と話していたリディア・コー。そのパターは「スコッティキャメロン プロトタイプ」のセンターシャフトだ。今大会は4日間、グリーン上でボールが動いてしまうような強風が吹くなか、優勝を勝ち取ることができたのはこのお気に入りパターがあったからと言っても過言ではないだろう。
パリ五輪からウェッジを1本チェンジ
ちなみに、金メダルを獲得したパリ五輪とは1本だけセッティングが異なる。それはウェッジ。パリ五輪では「ボーケイ SM10」の44度、47度、54度、58度の4本だったが、今大会は58度を「ボーケイ SM10」ではなく「ボーケイ ウェッジワークス」の60度を投入した。アンジュレーションが強く、地面が硬いリンクスコースだからこそのチェンジだった。
【リディア・コーの優勝セッティング】
1W:ピンゴルフ G430 10K 9度(ディアマナ PD 50S)
3W:ピンゴルフ G430 MAX 15度(ディアマナ PD 60S)
3U・4U:ピンゴルフ G430 MAX 19度・22度(ツアーAD HY65S)
5I~7I:ピンゴルフ i230(SteelFiber fc70S)
8I~9I:ピンゴルフ BLUEPRINT S(SteelFiber fc70S)
PW:タイトリスト ボーケイ SM10 44度(SteelFiber fc70S)
GW:タイトリスト ボーケイ SM10 47度(SteelFiber fc80S)
AW:タイトリスト ボーケイ SM10 54度(SteelFiber fc80S)
LW:タイトリスト ボーケイ ウェッジワークス60度(SteelFiber fc80S)
PT:スコッティキャメロンプロトタイプ