テキサス州ダラスのローカルテレビ局WFAAが昨日2009年に開催されたバイロン・ネルソン・ジュニア選手権の映像をXに投稿した。
優勝したのは当時16歳のジョーダン・スピース。36ホールトーナメントの第2ラウンドで9アンダー62をマークし2位に11打差をつける圧勝だった。
「3つ4つとバーディが出はじめたら順位やスコアのことを教えないで欲しいとキャディに頼んだんだ。余計なことを考えたくなかったから。彼はよくやってくれた。スコアを伸ばすスキルがどれくらい自分にあるかわかった。全米ジュニアに向けて自信になった」とスピース。
その言葉通り彼はその年の全米ジュニアで優勝。11年に2度目の全米ジュニアタイトルを獲得し12年プロに転向している。
バイロン・ネルソン・ジュニア選手権で注目を集めたのはスピースだけではなかった。まだ声変わりしていない13歳のシェフラーが年上相手に奮闘。パープレーで回りインタビューを受けている。
「楽しかったけれど年上の選手たちは僕よりずっと飛ぶから大変だった。でもいい経験になりました」
特筆すべきは中学2年のシェフラーのスウィングが世界ランク1位の現在まで変わっていないこと。フィニッシュで右足が動く特徴的なスタイルは同じ。いまはその動きが大きくなっているが当時のシェフラーは優雅にステップを踏んでいる。
大会にはシェフラーよりさらに若いウィル・ザラトリス(12歳)の姿も。スピースは「4、5歳年下の彼らが互角に戦っているんだから凄い。年齢の割に素晴らしいし数年後にはすごく上手くなっていると思う」と語っていたが、15年後その言葉が現実になっている。
ザラトリスは同年(09年)の全米ジュニアに史上4番目の年少出場を果たした。