「みんゴル」が、スタートしたレディスクラブの試打連載。ゴルフを始めたい方、初心者セットを卒業したい方、100切り、90切りを目指したい方、新作クラブが気になる方、すべての女性ゴルファー必見です! 試打者にプロゴルファーの江澤亜弥を迎え、GCクワッドで各クラブのデータを測定。女性にとって大きく飛ばせるフェアウェイウッドは出番も多く重要な存在! ということで新たにフェアウェイウッドの試打を開始。今回はタイトリスト「TSR1 フェアウェイ メタル」を試打。江澤はどう評価する?

16段階のライ角・ロフト角調整機能で思い通りの球を!

今回試打をするのは、タイトリスト「TSR1 フェアウェイ メタル」の15度、18度、20度、23度。シャフトはメーカー純正の「TSP120」、フレックスはR。試打ボールはタイトリスト プロV1。

画像: 江澤亜弥がタイトリスト「TSR1 フェアウェイ メタル」を試打

江澤亜弥がタイトリスト「TSR1 フェアウェイ メタル」を試打

「TSR1 フェアウェイ メタル」は、最適化されたウルトラライト設計によって、より速いスウィングが可能になっているという。また、超低重心構造による高い打ち出し角と許容性もアップし、大きな飛距離を実現することができると謳われている。また、「Sure Fit ホーゼル」というパーツが搭載されており、数字の1~4とアルファベットのA~Dの組み合わせでロフトとライ角を16パターン調整することが可能となっている。なお、性別問わず自分に合うクラブを選んで欲しいという思いから、“レディスクラブ”としての売り出しはしていない。

ガチゴルファーも納得の玄人感あふれる見た目

江澤 “タイトリストらしい”というか、アスリートっぽいシュッとした見た目ですね。玄人感ある見た目なので、このクラブが女性のキャディバッグに挿さっていたら格好よさそう。フェアウェイウッドが苦手な人にとっては、安心感というのはもしかしたら感じづらいかもしれませんが、ラフでもしっかり打ち込んでいけそうなスッキリした見た目が良いなって思います!

画像: スッキリした見た目が打ちやすそう! と江澤

スッキリした見た目が打ちやすそう! と江澤

レディスクラブとして売り出している訳ではないようですが、シャフトが細めなのでグリップしやすそう。フックフェースも気にならず、かといって逃げ顔すぎることもないのでどんな球が打てるか楽しみです。

実際に打ってみた!

ドライバーはヘッドスピード35m/sで試打計測を行っていたため、フェアウェイウッドは少し落とした32~33m/sで試打してもらった。

<15度>

弾道ストレート
ヘッドスピード33m/s
ボールスピード47.9m/s
打ち出し角13.2°
スピン量3053rpm
頂点高度14m
キャリー151y
総距離170y

<18度>

弾道ストレート
ヘッドスピード33m/s
ボールスピード46.8m/s
打ち出し角12.8°
スピン量3195rpm
頂点高度13m
キャリー145y
総距離164y

<20度>

弾道ややドロー
ヘッドスピード33m/s
ボールスピード47.2m/s
打ち出し角13.8°
スピン量3856rpm
頂点高度15m
キャリー147y
総距離164y

<23度>

弾道ややドロー
ヘッドスピード33m/s
ボールスピード46.8m/s
打ち出し角15.3°
スピン量3986rpm
頂点高度17m
キャリー147y
総距離164y

M美 まず15度はどうでした?

画像: 15°

15°

江澤 15度はメンズクラブの3番ウッド相当ですが、女性が打つと考えるとやはりシャフトが長く感じました(43インチ)。長いので相対的にヘッドが少し小さいような(笑)。

打っているとヘッドバランスが結構効いていた印象です。人によっては少し重たく感じる可能性もあるかなって。ヘッドの形状的につかまりすぎることはなかったので、長いものを振るのが得意だったり左のミスを消したい人にはいいかも。

M美 18度はどうでした?

   

江澤 15番よりも少しつかまりそうな顔だなと思ったのが最初の印象です。でも、打ってみると左へのミスは出なくていい感じ。

ヘッドバランスも15度に比べるとあまり効いてないというか、軽く感じて振りやすかったです。

画像: 18°

18°

M美 20、23度はどうでした?

江澤 15度、18度、20度と徐々につかまってくる感じがありました。20度はレディスクラブだと5~7番ウッド相当。“高い球、打てますよー!” っていう見た目のクラブが多いイメージで、実際かなり高さも出ることが多いんですが、これは上がり過ぎずアゲインストの風のときにも強い球が打てそうでした。吹き上がらないというのは結構心強いなって思います。

画像: 20°

20°

画像: 23°

23°

23度はレディスの7~9番ウッドくらい。ロフト角のぶん、やっぱり前の3本に比べたらしっかり高さが出ました。でも、頼りなくただ高いふわっとした球ではなくて強い球だったし、打感も良かったです。長さはレディスの5番ウッドくらいかな(41インチ)。この長さになるとだいぶ振りやすかったです。

数値を見たときに、わたしの打ち方だと18、20、23度は総距離がだいたい揃っていて驚きました(平均値だと同じ)。同じ距離だとしても、キャリーの違い、高さの違いでクラブを使い分けることはあり得ることなので、もし試打してみて数値が似た結果だとしても使い分けはちゃんとしていけそうです。

江澤プロが選ぶのは20度!

画像: タイトリスト「TSR1 フェアウェイ メタル」

タイトリスト「TSR1 フェアウェイ メタル」

M美 「TSR1 フェアウェイ メタル」の中で1本武器を選ぶとしたら…?

画像: 江澤が選ぶのは20°

江澤が選ぶのは20°

江澤 20度です。ヘッドバランスや長さ(41.5インチ)、振り心地含め、全体的なバランスがいちばん好きでした。球の高さもちょうど良くて、アゲインストの風を想定したときにも迷いなく使えそうというのはいちばんの決め手です! ヘッドが小ぶりなので、UTが得意な人でも自然に打てそうだし、使える人の層は結構広いんじゃないかな。

画像: M美が選ぶのは15°

M美が選ぶのは15°

M美が選ぶのは15度

「レディスクラブというカテゴリーではないからか、ヘッドの重みをしっかり感じるクラブでした。だけど重すぎてタイミングが合わせられないという程ではないし、長さが43インチある分、遠心力を使って振れたなという感想です。高さは平均12mほどでしたが、スピン量との関係でしっかりランが出たので、総距離をしっかり把握しておけばパー5のセカンドなど距離が欲しいときに強い味方になってくれそう!」

THANKS/サウスゴルフアカデミー

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