頑張らなくても飛ばしてくれる心強いフェアウェイウッド
今回試打をするのは、グローブライド「オノフ フェアウェイアームス レディ」の3番(16度)、4番(17.5度)、5番(19度)、7番(22度)ウッド。シャフトはメーカー純正の「SMOOTH KICK LP-423F」、フレックスはA。試打ボールはタイトリスト プロV1。
「オノフ フェアウェイアームス レディ」は、レディス専用の設計で、振りやすさが向上されたクラブだと謳われている。ソールに配された「パワートレンチ」という溝は、前作よりもさらに太くて深く、大きくフェースをたわませることで大きな飛距離を得るとともにオフセンターヒットにも強いという。
スライサーに強い味方、右へのミスを減らせるクラブ
江澤 まず最初にフックフェースの強さに目が行きますね。クラウンのダークカラーとフェースとのコントラストがハッキリしているので、余計に目立つというか。構えたときに右に飛んでいくかも……という心配はしなくて良さそうだなって感じました。あとはヘッドが大きく見えます! 後ろに長い形なので、かなり安心感があります。置いたときの据わりがいいから余計にそう感じるのかも。
M美 ソールをフラットにして、フェアウェイからでもラフからでもボールが上がりやすいようにという工夫がされているみたいです。どんなライでも構えたときにクラブがいいポジションで据わってくれるのは安心感に繋がりそうですよね。
江澤 あとはオノフと言えばこの色ですね! シンプルだけど、ワンポイントでピンクや紫のロゴが入っているのがオシャレで可愛い!
実際に打ってみた!
ドライバーはヘッドスピード35m/sで試打計測を行っていたため、フェアウェイウッドは少し落とした32~33m/sで試打してもらった。
<3番ウッド>
弾道 | ドロー |
---|---|
ヘッドスピード | 33m/s |
ボールスピード | 45.6m/s |
打ち出し角 | 12.4° |
スピン量 | 2941rpm |
頂点高度 | 11m |
キャリー | 149y |
総距離 | 167y |
<4番ウッド>
弾道 | ドロー |
---|---|
ヘッドスピード | 33m/s |
ボールスピード | 46.8m/s |
打ち出し角 | 13.7° |
スピン量 | 3399rpm |
頂点高度 | 15m |
キャリー | 146y |
総距離 | 164y |
<5番ウッド>
弾道 | ドロー |
---|---|
ヘッドスピード | 33m/s |
ボールスピード | 46.8m/s |
打ち出し角 | 14.3° |
スピン量 | 3717rpm |
頂点高度 | 15m |
キャリー | 144y |
総距離 | 158y |
<7番ウッド>
弾道 | ドロー |
---|---|
ヘッドスピード | 33m/s |
ボールスピード | 45.2m/s |
打ち出し角 | 15° |
スピン量 | 3877rpm |
頂点高度 | 15m |
キャリー | 138y |
総距離 | 154y |
M美 まず3番ウッドはどうでした?
江澤 アドレスに入ってみると、さっき見たときよりも、よりフックフェースが強いなっていう印象がありました。右へのミスに悩む女性が多いイメージですが、全然つかまらない人でもこれなら安心して打てそうです。長さも長すぎず(42.5インチ)、振り心地は無理なくて良かったですね!
M美 4番ウッドはどうでした?
江澤 いい意味で、3番ウッドとあまり変わった感じはしませんでした。見た目も同じように見えたし、実際にロフト角が1.5度しか違わないからかな。飛距離も3番ウッドとあまり変わらずで、難しいイメージがある3番ウッドではなくこの4番ウッドを選ぶ人って結構いるんじゃないかなと思いますね!
M美 5、7番ウッドはどうでした?
江澤 5番と7番ウッドも本当に3、4番ウッドと同じように打てました! 打感も、スウィングしたときのヘッドの走りも、タイミングも。いつもは番手によってヘッドの走りとかヘッドの見た目とか違った印象を受けることが多いんですが、これは本当に同じ。数字を見ても、バラつきがないし、「7番ウッドだよ」と言われて5番ウッドを渡されても気が付かない人もいるんじゃないかと思うくらいでした。
江澤プロが選ぶのは4番ウッド!
M美 「オノフ フェアウェイアームス レディ」の中で1本武器を選ぶとしたら…?
江澤 全体的に見た目と打感、振り心地に統一感があったので選ぶのは難しいですが……、4番ウッドを選びます! 自分のセッティングに4番ウッドを入れていて結構好きというのもありますけど(笑)。150ヤード以上の距離を乗せに行く! という人も少数だと思うし、難しいイメージのある3番ウッドで無理する必要はないんじゃないかなというのもありますね。打った感じは全番手同じ感触でしたが、やはり3番と4番の1.5度のロフト角の差で球の高さには差がでたので、4番ウッドでしっかり高さも距離も出していく方がいいんじゃないかなと思います!
M美が選ぶのは5番ウッド
「スウィング軌道がインサイドアウト約2.5度、フェース閉じ気味のわたしですが、3、4番ウッドは少し左に出ることが多くて。5番ウッドは強めのドローという弾道だったので、曲がり幅も想定内だったし一番使っていけそうなイメージが湧きました。球を上げようとしなくても14m上がってくれて、なんてラクなクラブなんだと思いました!」
THANKS/サウスゴルフアカデミー