「住友生命Vitalityレディス」の練習日にスリクソンの未発表ドライバーを発見。練習場でテストした選手の第一声をみんなのゴルフダイジェスト特派記者でプロゴルファーの中村修がお届けします。

PGAツアーのプレーオフ最終戦で松山英樹選手が手にしたという情報は皆さんもご存知だと思いますが、国内女子ツアーでは今週から選手たちの手に渡りテストが開始されたました。未発表ながら「スリクソン ZXi」と書かれた最新シリーズには4モデルのヘッドが確認されましたが、LSとTRをテストする選手が多かったようです。

画像: 左上から時計回りに「スリクソン ZXi」「スリクソン ZXi TR」「スリクソン ZXi LS」「スリクソン ZXi MAX」

左上から時計回りに「スリクソン ZXi」「スリクソン ZXi TR」「スリクソン ZXi LS」「スリクソン ZXi MAX」

「ZXi TR」をテストした尾関彩美悠選手は「構えた感じは、前と大きく変わったようには感じていませんが、ウェイトの調整幅が増えたこと、直進性が高いことと打感も良かったです」と上々の手ごたえを感じたようです。

画像: スリクソン「ZXi TR」をテストし好感触を得た尾関彩美悠

スリクソン「ZXi TR」をテストし好感触を得た尾関彩美悠

今のところ現在使用中のドライバーの調子も良いので「もう少しテストを重ねてから実戦投入しようと思います」との答えでした。

前週のメジャー大会を制した竹田麗央選手は「ZXi LS」をテスト。トラックマンでの数値はヘッドスピード45.3m/s、ボール初速67.7m/sと男子シニアツアーでも飛ばし屋に入りそうな数値を叩き出していました。

画像: スリクソン「ZXi LS」で驚愕の数値を叩き出した竹田麗央

スリクソン「ZXi LS」で驚愕の数値を叩き出した竹田麗央

「飛距離も球の飛び方も良かったので、コースで打ってみたいです」と竹田選手。「ZXi LS」のソール面を見てみると前後に可変式のウェート搭載されていることが見て取れます。恐らく重心位置を前にしてスピン量を減らしながら高打ち出しで飛距離を稼ぐモデルなのでしょう。

画像: 竹田麗央がテストしたスリクソン「ZXi LS」。ロフト8度をネック調整機能で寝かしてセッティング

竹田麗央がテストしたスリクソン「ZXi LS」。ロフト8度をネック調整機能で寝かしてセッティング

3Wに関しては「今までミスをすると吹き上がるようなことが多かったのですが、新しいモデルでは吹き上がらずに前に飛んでくれます」と3Wについてもかなりの高評価のようです。見た目からはカーボンクラウンを採用し、シャローフェースで球が上がりやすく見えますが、スピン量もしっかりとコントロールされているようです。

画像: スリクソン「ZXi 」の3Wも好感触を得た竹田麗央

スリクソン「ZXi 」の3Wも好感触を得た竹田麗央

選手をサポートするツアーバスにお邪魔して4種類のヘッドを撮らせていただきました。「スタンダード」モデルと「TR」にはソール後方の両側にウェートが配置されそれぞれ重さを変えることができるようになっていました。

画像: スリクソン「ZXi(スタンダード)」はややシャローフェースでソール後方の両サイドに可変式ウェートを搭載

スリクソン「ZXi(スタンダード)」はややシャローフェースでソール後方の両サイドに可変式ウェートを搭載

投影面積やフォルム、フェースの高さの違いも見て取れます。まだメーカー担当者から詳しい説明は受けることができないので見た目からの想像では「TR」のほうがディープフェースになっているように見えます。

画像: スリクソン「ZXi TR」はソール後方に可変式ウェートを搭載するややディープフェースのモデル

スリクソン「ZXi TR」はソール後方に可変式ウェートを搭載するややディープフェースのモデル

続いて「MAX」を見てみると、可変ウェイトはなし。投影面積が大きくシャローフェースということからも慣性モーメントが大きく直進性の高いモデルのようです。

画像: スリクソン「ZXi MAX」は投影面積が大きく可変式ウェイトは搭載しないモデル

スリクソン「ZXi MAX」は投影面積が大きく可変式ウェイトは搭載しないモデル

最後に「LS」モデルは可変ウェイトが前後に配置され、ややディープフェースでスピン量を抑えたモデルであることが見て取れます。松山英樹選手も投入したのはこの「ZXi LS」でした。

画像: 松山英樹も投入したスリクソン「ZXi LS」は可変式ウェイトがソール面の前後に搭載されている

松山英樹も投入したスリクソン「ZXi LS」は可変式ウェイトがソール面の前後に搭載されている

今週はウッド類のみのテスト開始ということで、アイアンは来週以降テストが開始されるようです。新モデルのスムーズに移行できるかどうかはメーカー担当者だけでなく、一般ゴルファーも気になるところ。引き続きチェックしていきましょう。

写真/中村修

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