レッスンプロを育成(指導)するレッスンプロの先生が教える「ゴルフの教科書(基本)」。フルスウィングしたときに気持ちよく振れるように「ハーフスウィング」からレッスン中。今回は「アドレスのチェックポイント」を解説する。【レッスンプロの先生とレッスンプロの教科書から学ぶゴルフの基本㉑】
画像: アドレスのチェックポイントは8つある!

アドレスのチェックポイントは8つある!

アドレスのチェックポイントは8つある!

GD スウィングの完成度を高めるために必要なこととして、クラブを上げるときの重要ポイントを学びました。次は上げたクラブをフォローサイドへ振っていくときに必要なことに取り組む流れですが、その前にアドレスの重要性を知っておいたほうがいいということでしたね。

原田 はい、アドレスは「イメージクロック」の6時。アドレスが良くなければ、クラブを正しく上げることはできませんからね。そこで、私たちのカリキュラムにある正しいアドレスを作るための8つのポイントを理解してもらいましょう。

GD 8つも……、ですか?

"スタンス幅"と"つま先の向き"

画像: ひとつ目は「足の幅」。クラブを上げてからフォローにかけて体を回しやすい「足の幅」はやや狭め

ひとつ目は「足の幅」。クラブを上げてからフォローにかけて体を回しやすい「足の幅」はやや狭め

原田 少し多いかもしれませんが、全部が大事なことなんです。今回はその8つのポイントを最初に説明します。まずひとつ目は「足の幅」です。

GD スタンスですね?

原田 そうです。よく足の幅は肩幅くらいというんですけど、私たちのカリキュラムでは、前に取り組んだ体幹ターン、いわゆるボディターンですけど、それができる足の幅を推奨しています。

GD つまり右から左への体重移動を伴った回転がしっかりできるくらいの幅ということですか?

画像: 2つ目は「両足つま先の向き。右足はターゲットに対して直角、左足は30度開く

2つ目は「両足つま先の向き。右足はターゲットに対して直角、左足は30度開く

原田 そういうことです。ですから、広すぎるのはいけません。2つ目は「両足つま先の向き」です。両足つま先の向きは右足がターゲットラインに対して、できるだけ直角にしてください。左足はつま先をやや開きます。

GD 左のつま先はどのくらい開けばいいですか?

前傾角度と姿勢のポイント

画像: 3つ目は「姿勢」。腰を引いて上体を前傾してからひざを軽く曲げる

3つ目は「姿勢」。腰を引いて上体を前傾してからひざを軽く曲げる

原田 30度くらいが目安になります。3つ目は「姿勢」です。まず腰を引いて上体を前傾してからひざを軽く曲げます。このとき、ひざから先に曲げちゃだめです。

GD その姿勢をつくるときの目安みたいなものはありますか? どれだけ上体を前傾したらいいか、どれだけひざを曲げたらいいかとか。

原田 ありますよ。前傾しないで真っすぐに立っているときは、肩の前から真下に下ろした線はおおよそ足の甲あたりにきます。前傾したときの目安は肩の前から真下に下ろした線がつま先を指すようにしてください。ひざの前から真下に下ろした線は足の親指の付け根のあたりにくるようにします。これが目安ですね。

GD やってみると、確かに安定感があります。

体重配分とグリップの位置

画像: 4つ目は「体重配分」。左右の足に5分5分で構える

4つ目は「体重配分」。左右の足に5分5分で構える

原田 そうでしょう。そして4つ目は「体重配分」です。正面から見たとき、体重は右足左足均等です。左右の足に5分5分ですね。アマチュアの多くの方は左足に体重が多く乗る傾向にあるので注意が必要です。そして、両足とも土踏まずに体重が乗るようにします。

GD 確かに先ほどの説明にあった前傾姿勢を作ってみると、体重は左右5分5分で両足の土踏まずに体重が乗っている感覚ですね。

画像: 5つ目は「グリップの位置」。必ず手(腕)とシャフトに角度ができるように構える

5つ目は「グリップの位置」。必ず手(腕)とシャフトに角度ができるように構える

原田 そのイメージを大事にしてください。5つ目は「グリップの位置」です。これも体重配分と同様に正面と後方の2方向から見ます。正面から見たときのグリップの位置は左耳の下、左足の内側が基本です。後方から見たときは前傾をして手を肩から真下に下げた位置で握ります。たまに腕を伸ばしてシャフトと一直線に構える人がいますが、あれはいけません。肩からだらりと真下に下げたところで握ってください。そのときは必ず手(腕)とシャフトに角度ができるようにしましょう。

GD デシャンボーみたいに腕を伸ばして構えるのはダメなんですね。

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