今年も恒例の「朝日インテックドラコン女王」がやってまいりました。昨年は、竹田麗央選手が271.3ヤードを飛ばしドラコン女王の称号を手にしていました。竹田選手の連覇なるか、それとも穴井詩選手の復活優勝なるかという雰囲気の中で大会は開幕しました。
軽いフォローの中、先頭打者は工藤遥加選手。1球目からボール初速70m/s 飛距離277.7ヤードをぶっ飛ばす大記録を叩き出し、以降の打者はこの記録を更新しない限り優勝はないというプレッシャーを与えました。
普段はラインを出して6割か7割くらいのスウィングでフェアウェイキープ狙いという工藤選手ですが、持てるポテンシャルを存分に発揮したスウィングで好記録を叩き出しました。
3番手の小林夢果選手は1球目に269.5ヤードと270ヤードに迫ると、2球目に275.2ヤードを記録。飛ばし屋の片りんを見せ暫定2位に。
5番手の葭葉ルミ選手は、「今季はドライバーのフェアウェイキープ率と飛距離のバランスが良い」という言葉の通り、ボール初速70m/s、271.8ヤードを記録し暫定3位の記録で終えます。
6番手の櫻井心那選手は、1球目は左に曲げると2球はフェアウェイをキープしたが266.3ヤードと惜しくも270ヤードに届かず。
残りは2年前の覇者穴井詩選手と前年覇者の竹田麗央選手の2人。会場の雰囲気は張りつめて来ます。穴井選手はボール初速71m/sを超えるも1球目は左、2球目は右のラフと飛距離は280ヤードを越えながらも残念ながら記録なしに終わりました。
最後の打者竹田選手は、「ドラコンを連覇したい」と意気込み通りのマン振りでしたが、ボール初速68m/s、飛距離は275.6ヤードとなり、工藤選手にはわずかに届かず2位の記録で終えました。
その結果、優勝は工藤遥加(277.7ヤード)、2位竹田麗央(275.6ヤード)、3位小林夢果(275.2ヤード)と270ヤード台後半の戦いが繰り広げられ、以上の3名が表彰台に上がる結果となりました。
工藤選手のクラブを見てみると、ピン「G430MAX」の10.5度に日本シャフト「レジオフォーミュラMB+」の50グラム台のSフレックスを使用。「3週間ほど前にシャフトをチェンジし楽にボールが上がって6~7割で振っても飛距離も出ている」とのこと。
大会後の会見で飛ばしの秘訣を聞かれると、「スウィングを考えすぎてはダメ、気持ちよく振れることが大事」と教えてくれました。
1位の工藤選手には朝日インテックから賞金50万円、2位の竹田選手には30万円、3位の小林選手には20万円が授与されました。
一年に一度のドラコン大会はそのポテンシャルは誰もが知る工藤遥加選手が女王に輝き大盛況に終わりました。残念ながら記録なしに終わった、穴井選手は来年のリベンジを狙って参戦することでしょう。
公式記録と使用クラブのスペック、ボールはコチラ