今週10月3日~6日の日程で開催される「第63回日本プロゴルフシニア選手権大会TSUBURAYA FIELDS HOLDINGSULTRAMAN CUP」。月刊ゴルフダイジェストの特派記者が現地に入り、注目2選手をピックアップ!

片山晋呉と宮本勝昌の同級生対決が見もの!

まずは今大会ホストプロの片山晋呉。開催コースのイーグルポイント所属なだけにコースを知り尽くしている優位性がある。今季は5月のすまいーだカップでシニア初優勝を挙げ、その他の試合もトップ3以内が4回と好調をキープしているが、狙っていた9月の日本シニアオープンでは惜敗を喫しただけにメジャー2戦目に懸ける思いも強い。

優勝を狙ったマネジメントとしてはシニアオープンに続いてドライバーを抜いて「ミニドライバー」を入れる作戦でいく。

「今週は距離が長くてパー5はドライバーで打ってもギリギリ2オンは狙えない。それなら安定性のあるミニドライバーのほうがスコアメイクに繋がるという考えです。日本シニアオープンほどラフは深くないけどコースレイアウト的に戦略性が高いから、ちょっと距離を落としてでも狙ったところに打つことが大切です。そして日曜日の18番終わってお世話になっている円谷フィールズさんから優勝カップを受け取るのが目標です」

画像: ウルトラマンカップの名称がついている今大会に合わせてキャディバッグとヘッドカバーがウルトラマンモデルを準備して気合が入る

ウルトラマンカップの名称がついている今大会に合わせてキャディバッグとヘッドカバーがウルトラマンモデルを準備して気合が入る

画像: 「ネットで見つけて買った」と言うミニドライバーはヘッドが300ccで長さが44インチ。3Wよりは飛ぶし左に行きにくく操作性が高い

「ネットで見つけて買った」と言うミニドライバーはヘッドが300ccで長さが44インチ。3Wよりは飛ぶし左に行きにくく操作性が高い

もう一人、虎視眈々と優勝を狙っているのは昨年シニアツアー賞金王の宮本勝昌。宮本はPGAツアーチャンピオンズ参戦という目標があり、来週の佐世保シニアオープン終了時の賞金ランク最上位者に与えられるファイナルQT出場資格を昨年に続き掴みたい。

画像: 「1日はビッグスコアを出さないと優勝できないと思うからやっぱりドバイラーショットが鍵になると思います」と練習に余念がない

「1日はビッグスコアを出さないと優勝できないと思うからやっぱりドバイラーショットが鍵になると思います」と練習に余念がない

「去年はダメでしたけど、今年はまたファイナルQTに行ってなんとか5位以内に入って出場権を取りたいんです。来週はレギュラーツアーに出るんですけど、今週優勝できればば(来週開催のトラストグループカップ 佐世保シニアオープンゴルフに出場しなくても)賞金ランクで1位になれると思うので頑張ります。もしダメでもファーストQTから受けるつもりでエントリーしているんですけど、できればファイナルからにしたいですからね」

レギュラー時代にも米PGAツアーにチャレンジしたことがある宮本は、シニアになって再び世界を見据えて戦っている。

「イーグルポイントは距離が長いけどドッグレッグホールが多いし、飛ばせばいいっていう感じでもないですね。でもパー5は2オン狙えるホールもあるので、そこは飛距離のアドバンテージを生かして攻めてビックスコアを狙います」

今大会は「ウルトラマンカップ」の名称がついており、週末には20体ものウルトラマンがコース内に現れる。シニアプロの熟練の技と歴代ウルトラマンの競演を見に会場を訪れてはいかがだろうか。

画像: ちょうどウルトラマン世代のシニアプロたちを激励するためにウルトラマン一家(左からウルトラマンタイガ、タロウ、母、父)がプロアマにも登場した

ちょうどウルトラマン世代のシニアプロたちを激励するためにウルトラマン一家(左からウルトラマンタイガ、タロウ、母、父)がプロアマにも登場した

取材/重富由美子

※2024年10月2日18時33分、一部加筆修正しました。

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