ゴルフ歴約20年のエンジョイ派の小沢コージは、各種メディア連載をはじめ、TBSラジオ「週刊自動車批評 小沢コージのCARグルメ」のパーソナリティを務める著名自動車ジャーナリスト。小沢と一緒に至高のゴルフCARを探す、週刊ゴルフダイジェストの人気連載を紹介。今回はトヨタ ランドクルーザー250!
画像: 遊びの達人にはコレ!(photo/Takanori Miki)

遊びの達人にはコレ!(photo/Takanori Miki)

ツウ向けSUV「トヨタ“ランクル”250」

誰もが一度はその名を聞いたであろうトヨタの名車が“ランクル”ことランドクルーザーシリーズです。クラウンより長い歴史を持つ超ロングセラーで、いま国内では最も大きくてゴージャスな300系と、80年代から造られている古典の70系、今年国内デビューした250系の3車種がラインナップ。

そもそもは世界の紛争地帯や砂漠で使われるタフな四輪駆動車として知られていましたが、90年代にゴージャスな300系の先達、100系が北米や日本で売られるようになってから様相が変わってきました。「値落ちしない」「遊べる万能車」との認識が高まってきたのです。

画像: 3列目のシートを畳むとゴルフバッグは4つ以上積載可能で、大容量2 本革をあしらった上質なデザインに水平基調のインパネ周り3直線基調でマッチョなフェンダーを持つ原点回帰デザイン。

3列目のシートを畳むとゴルフバッグは4つ以上積載可能で、大容量2 本革をあしらった上質なデザインに水平基調のインパネ周り3直線基調でマッチョなフェンダーを持つ原点回帰デザイン。

今回乗った250は新たなランクルの世界観を提供しそうです。エンジンに2.8ℓディーゼルターボと2.7ℓガソリンが選べるのは従来あったランクルプラドと基本変わりませんが、ディーゼルはターボ特性とATの8速化でスタートダッシュや街中での扱い易さが向上。何よりボディがまさしく一新されました。

サイズを全長4.9m強、全幅2m弱に拡大したのはもちろん、耐久性の証明たるラダーフレームが兄貴分300系と同じGA ‐ Fプラットフォームに進化。悪路走破性や耐久性も上がっているのです。

エクステリアも直線基調かつ、マッチョなフェンダーを持つ原点回帰デザイン。どっからどう見てもタフでカッコいい21世紀の“ザ・ランクル”に生まれ変わりました。またサイドミラーの小型化で、ミラー・トゥ・ミラー幅はプラドより狭め。国内でも扱い易くなっています。同時にオンロードでの乗り心地やハンドリングもランクル初の電動パワステで進化。通常のモノコックSUVに近い乗り心地に。

そしてシートレイアウトは3列シートの7人乗りがメイン。3列目は狭めですがエアコン吹き出し口も付いており、割と快適。さらに3列目を畳むと937ℓの広大なラゲッジルームへ変貌し、バッグは4つ以上積載可。4~5人でのゴルフドライブが十分可能なのです。当然ゴルフだけでなく、サーフィンからキャンプまで広く使え、そのカッコ良さとフレキシブル性の高さが大人気。

唯一の問題は過剰人気からくる供給不足で、今まさに買えたらラッキー状態ですが、そこからして玄人好み。情報に敏感な遊びの達人たちがこういう使えるタフギアを乗り回しているのです。

撮影車種/トヨタ ランドクルーザー“250” ZX
全長×全幅×全高/4925×1980×1935mm
メーカー希望小売価格/735万円~

撮影/三木崇徳 
撮影協力/加茂ゴルフ倶楽部

※週刊ゴルフダイジェストから一部抜粋

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