AIを用いて開発したインサートを搭載し、オフセンターヒット時でもボール初速が落ちず、距離の差が出にくいと人気のオデッセイ「Ai-ONE」パター。その未発表モデルがキャロウェイのツアーバンにあった。
目を引いたのはシャフトがヘッドのフェース面より後ろに付いたモデル。ヘッドには「Square2 Square」の刻印が。手に取ると2016年にリリースされた「トウアップ」シリーズと同じくトウアップバランス。ストローク中のフェースをスクエアにキープし、ねじれも抑えて真っすぐストロークできるという。
ヘッドは「ジェイルバード」、「#7」、「ダブルワイド」の3タイプあり、「ジェイルバード」は石川遼、河本力、今平周吾、稲森佑貴、塚田陽亮、金子駆大らが、「#7」は池村寛世、チェ・ホソンが、そして「ダブルワイド」は小池一平が試しているという。
未発表の「Ai-ONE」は他にも3モデルあり、「WING BACK」はその名の通り、ヘッド後方にウイングが張り出したようなマレット型で、「ELEVEN」に近いヘッド形状。「24S」は丸みを帯びた今までにない形だが、クラウン部に施された太いアライメントが特徴。そして「2-BALL JAILBIRD MINI」は人気のジェイルバードのシェイプと2ボールが合体したいいとこどりのモデル。
また、金色のチタンインサートの「Ai-ONE ミルド」にも、今までなかった「2-BALL」と「ROSSIE V」を発見。そして人気の「JAILBIRD MINI」は白の縞々が、落ち着いたグレーに変わっていた。
選手がすぐに実戦投入するかどうかは、まだわからないが、気になるモデルばかり。正式発表が待ち遠しい。
写真/姉﨑 正