最近のドライバーは”4兄弟モデル”が増えている。その理由をギアオタクでクラブフィッターの小倉勇人に聞いてみた。
画像: 最近のドライバーは同一モデルのタイプ違いが増えている。どう選ぶ?(写真はイメージ)

最近のドライバーは同一モデルのタイプ違いが増えている。どう選ぶ?(写真はイメージ)

さまざまなモデルをしっかり吟味することが大切!

クラブフィッター小倉です。今回は、みなさんの大好きなドライバーがテーマです。

ひと昔前のドライバーは、ターゲットゴルファーに合わせてブランドを立ち上げ、それぞれに対してモデルが用意されていたように思います。ブリヂストンであれば、アスリートモデルはツアーステージ、シニア向けのモデルはファイズ、エンジョイゴルファー向けは、JGRやV-iQといった感じです。

最近は、その傾向が弱まり、1ブランドに複数のモデルを用意して、宣伝効果を集約しながら、モデルを作り分けるといった形に変化しています。現在は、大体1ブランドに2~3モデルを用意するのが主流ですが、ここにきてさらに増え、4モデルをラインアップするメーカーが増えてきました。こういった流れは、ターゲットとなるゴルファーを細分化し、より細かなゴルファーのニーズに応えられるようにしているのでしょう。

こういった流れには、色々な要素が隠れていると感じています。反発係数の上限が定められたSLEルールが施行されてから15年以上が経ち、進化の形が限られているなかで、ゴルファーに体感してもらうほどの進化を実現させるには、様々なスタイルを持つゴルファーそれぞれに合わせた設計が重要になります。進化を体感してもらうためにも特定のゴルファーに合わせた絞り込んだ性能を持つクラブが必要なのです。

毎年ニュークラブを試打していますが、年々その傾向が強まっている気がします。どのモデルもミスへの強さや直進性などの進化はしているので、まったく打てない、飛ばないなんてことにはなりませんが、自身のスタイルが把握できているゴルファーは、ヘッドのモデル選び、シャフトのモデル、スペックなどより厳選したチョイスが重要です。

幸い、比較的容易にフィッティングや試打をすることが可能になっていますので、厳選することはさほど難しくはありません。ネットなどで簡単に購入できる(金額は簡単ではありませんが・・・)時代ですが、自身に合ったドライバーを手にするには、しっかりと吟味をすることをお勧めします!

This article is a sponsored article by
''.