
現在、賞金ランク1位の平田憲聖を海渡未来が直撃!
海渡: 今日はよろしくお願いします。
平田: お願いします。宮崎ってこんなに暖かかったですっけ? 昨年は長袖でプレーしていた気がするのに……。
海渡: そうですね。昨年はもっと寒かったです。練習ラウンドをされて、コースはいかがでしたか?
平田: 月曜より今日はさらに早くなっていた感じがしました。それでいて、グリーンを外すとグリーン周りのラフも難しいですし、ティーショットが林に入るとグリーンを狙うショットはほぼ打てません。いかにセカンドでグリーンを狙えるところからピンを狙っていけるかが大事だと思います。
海渡: コースで何か変化などは感じますか?
平田: ところどころで、木がなくなっていたりするんですけど、全体的な印象は昨年とあまり変わらず、相変わらずティーショットは木のプレッシャーがあります。試合になるとより狭く見えることもあるんだろうな、と。
海渡: コンディションはいかがですか?
平田: 月間3勝したとき(9月)よりは良くないですが、そこまで悪くもない。少しのきっかけでよくなりそうな雰囲気もあります。試合でしか経験できない部分もあるので、自分の課題と向き合いながらプレーしたいです。
海渡: この大会に向け、何か変えたことはありますか?
平田: 特に変えたものはないのですが、スウィングは少しずつですが変化しています。
海渡: 今年は賞金ランキングトップで宮崎に戻って来られました。
平田: 1位らしいプレーを4日間したいと思っています。
海渡: 賞金王争いという面からも、このダンロップフェニックスの結果は大きいですよね?
平田: 本当にここから1試合1試合、1打1打が結果を左右してくると思うので、本当に大事な試合になります。
海渡: 来季の話になりますが、アメリカツアーのQスクールを受けられるとのことですね?
平田: はい。挑戦する権利(VISA太平洋マスターズ終了時点で賞金ランク1位にQスクールの権利を付与)をいただいたので行って来ます。そこで新たな道を開くことができたらいいと思います。そのために自分のゴルフにしっかり取り組み、その日を迎えたいです。
海渡: やはりアメリカへの思いは強いですか?
平田: 小さい頃から見てきて、ここに挑戦したいという思いは強いです。
海渡: 予選ラウンドは杉浦悠太選手、アクシャイ・バティア選手との組み合わせになりました。

初日、2日目はディフェンディングチャンピオンで同じミズノ契約の杉浦悠太(左・photo/Hiroaki Arihara)と招待選手でPGAツアー2勝のアクシャイ・バティア(右・photo/Blue Sky Photos)と
平田: すごく楽しみです。どんなゴルフをしてくるのか、さらに自分の学びにもなると思っています。いろいろ吸収しながら生かしていきたい。
海渡: 杉浦選手は昨年、アマチュアで優勝した選手です。
平田: 優勝しているので、コースの攻め方は他の選手よりわかっているはず。同じ組で、互いにいいゴルフをして、組全体で盛り上げていけたらと思います。
海渡: まだゴルフを始めていない人、例えば子どもたちなどに、どんなプレーを見てほしいと思いますか?
平田: やはりドライバーで遠くに飛ばすというのはゴルフの魅力だと思うんですけど、それ以外でも難しいセカンドショットがピンに絡むとか……そういうショットに、僕もジュニアの頃感動していました。長いパットもそうですし。自分が経験してきたことを、今度は自分が選手になって見せられたら、それが一番いいと思います。子供たちに憧れられる存在になれたらいいですね。
海渡: 平田選手流、ツアーの楽しみ方とは?
平田: 男子ゴルフの良さと言えばパワーや技術などいろいろあるんですけど、ゴルフは他のスポーツより選手との距離が近い。だから、選手と一緒に歩いてみてほしいです。自分もゴルフをしているような感覚になると思います。選手に近づいて、雰囲気を味わってほしいです。
海渡: 宮崎で楽しみにしていることはありますか?
平田: 食事を一番楽しみにしています。地鶏や宮崎牛はもう食べました。あと、トマトラーメンが好きです。普段、ラーメンは食べないんですけど、宮崎に来るとトマトラーメンは食べるんです。
海渡: 最後に、51回目のダンロップフェニックストーナメントへの意気込みをお願いします。
平田: 過去の映像を見ても偉大な先輩方が優勝されている歴史ある大会。僕もそこに名前を刻めるよう、4日間頑張りたいです。
海渡MEMO
賞金ランキングトップとしてふさわしいゴルフをしたいという言葉の通り、自分のゴルフをやり抜いている勝ちたいと思いをまっすぐ感じるインタビューでした。パナソニックオープンのときも目の前でその強さを見ているので、今回もとても楽しみです!
(写真提供/MBS)