ティーショットで思い切りチョロしたりアプローチで、まさかのシャンク……。週刊ゴルフダイジェスト12月3日号では「ミスした後の守りと攻め」のマネジメント法を紹介している。突発的なミスは数あれど、大切なことは「その次の対処法です」と村上プロ。「みんなのゴルフダイジェスト」では前半と後半に分けてご紹介する。【全2回中2回目】
画像: 傾斜からや林に入ったときはどの番手を選ぶ? ミスした後の守りと攻めを徹底解説【後編】

ラウンドレッスン歴25年! 村上 貢プロ
変化に富んだ36ホールを持つ葉山国際CCの所属プロとして、日々ラウンドレッスンを行う。実地に基づいた的確なコースマネジメントに定評があり、生徒は初心者からトップアマまで幅広い。PGAトーナメントプロ資格所持。

4つの立ち方で「傾斜を消す」

斜面からのショットはスウィングを変えず、4つのセットアップだけで対応する。

「上体を前後左右に傾けることで斜面に対応します。傾斜に合わせて上体を傾けることで、言ってみれば“傾斜を無効化”します」

Case3 斜面に行っちゃった!

写真左①左足上がりは背骨を右に傾ける
写真右と反対に、傾斜に合わせ背骨を右に傾ける。左足を若干引き、両ひざを結んだ線が目標を向くようにする

写真右②左足下がりは背骨を左に傾ける
左足下がりの傾斜に合わせ、背骨を左に傾ける。左足を少し前に出し、両ひざを結んだ線は目標を向くように

画像: 左が左足上がり、右が左足下がり

左が左足上がり、右が左足下がり

左写真③つま先上がりは 前傾を“傾斜なりに”立てる
つま先上がりの傾斜に合わせ前傾を起こす。こちらは顕著に球がつかまりやすくなることから、右を向くか若干オープンスタンスを推奨

右写真④つま先下がりはちょっとだけかがむ
前傾を若干深める。球がつかまりにくくなるため左を向くのが定説だが、村上は体が止まり腕が走ることから球はつかまるので、目標を向いて良いと言う

画像: 左がつま先上がり、右がつま先下がり

左がつま先上がり、右がつま先下がり

林へ行ったらUT・7I・9Iを手にダッシュ!

「まず少しでもグリーンへ近づけるルートを探し、ダメなら横を探す。見落としてはいけないのが上の枝や地面に出た根などで、これらに合わせ番手を替えるのがポイントです」

Case4
上に枝があったらUTの出番

球を上げたくないときだけでなく、特に上げる必要がないときはUT。小さい振り幅なのでミスも少なく、上手く打てる確率も高い。
「ただし、地面に出た根だけは気を付けてください」

画像: 球を上げる必要がないときはUT

球を上げる必要がないときはUT

ベアグラウンドは9Iが一番簡単

「意外とベアグラウンドはダフったり、くぐることがないため、一番簡単だったりします。ただしボールは上がりにくいので、ロフトの寝た9番を選ぶと良いです」

画像: ロフトが寝たクラブが最適

ロフトが寝たクラブが最適

7番アイアンはオールマイティに使えます

ある程度の球の高さを確保でき、かつ上がりすぎないことから、一番のおすすめは7番アイアン。
「ウェッジを持つ人も多いですが、ミスを考えると振り幅は小さいにこしたことはないです」

画像: 7番は何にでも使える

7番は何にでも使える

簡単そうで難しい状況の“裏技”

最後に、見落としやすい落とし穴的状況があると言う。

「グリーンそばのラフやちょっと長い芝の花道などは楽勝と思いきや、逆目が大きく影響します。こういうときはストロングに握り、フェースを左に向け、イン-アウトに振ると良いです」

思わぬ素ダボは後を引くだけに、この技もいただきます!

Case5 2打目でグリーン横へ

イン-アウトに振る
フェースをかぶせ、フックを打つイメージ。飛ばしたければ左手を ストロングに握ると良い。

画像: これでスコアがよくなりますよ

これでスコアがよくなりますよ

PHOTO/Hiroaki Arihara THANKS/葉山国際カンツリー倶楽部

※週刊ゴルフダイジェスト12月3日号「ミスした後の守りと攻め」より一部抜粋

ゴルフは考え方次第で上達する!

https://www.golfdigest-minna.jp/_ct/17734875

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