ウワサのプロコーチや街の教え上手に、ゴルフ上達のポイントを聞く『レッスンの王様』シリーズ。第2弾のテーマは、飛距離アップだ。今よりもっと飛ばしたい。それは多くのゴルファーの願いである。しかし、無理に飛ばそうとすれば、球は曲がる。では、どうしたら方向性を失うことなく飛距離を伸ばせるのだろう?
画像: 8割の人が飛距離アップする!たったひとつのコツとは!?
【小池丈晴の「いつでも、まっすぐ!250ヤード」#1】

小池丈晴(こいけたけはる)

日大ゴルフ部にて、小達敏昭らとともにレギュラーとして活躍後、プロ転向。内藤雄士、デビッド・レッドベター、ジム・マクリーンらに指導を受ける。

群馬の『おおたスポーツ学校』などで25年ジュニアの強化育成に携わり、現在は小達敏昭銀座ゴルフクリニックにてインストラクターを務める。

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いちばん大切なのは体重移動だ

群馬県の国体の監督であり、「おおたスポーツ学校」などで、長年ジュニア選手の強化育成に携わる小池丈晴プロは言う。「飛距離を伸ばすのは難しいと考えている人が多いようです。でも、実はちょっとしたコツをつかめば8割以上の人は、飛距離をアップさせることができるのです」と。
コツをつかむだけで、8割が飛距離アップ!? にわかには信じられない話だが、そのコツとは?

「ゴルフスウィングにおいていちばん大切なのは、正しい体重移動です。それさえ身につければ、自然に体の動きもクラブの動きもよくなりますし、その人が持つ最大のスピードとパワーを引き出すことができるのです。ところが、8割以上の人が、正しい体重移動がどんなものかを知りません」(小池)

体重移動って、バックスウィングで右、ダウンスウィングで左に体重を移動させることじゃないの?

体重移動は2回じゃない!

「ぶぶー。残念! 不正解です。実は、『スウィング中の体重移動は何回あると思いますか?』と質問をすると、ほとんどの人が『バックスウィングで右、ダウンスウィングで左の2回』と答えます。でも、そういう意識でスウィングすると、飛距離も方向性もロスしてしまうのです」(小池)
 
なんと!  2回ではない⁉ では、何回なの?

画像: バックスウィングで右、ダウンスウィングで左に体重移動すると考えていると、飛距離をロスしてしまうと、小池プロは言う

バックスウィングで右、ダウンスウィングで左に体重移動すると考えていると、飛距離をロスしてしまうと、小池プロは言う

  

「正解は5回です」

ご、5回⁉ 1回のスウィングで5回も体重移動するの? もっと詳しく教えて!

「まず、①アドレスから、左足に加重しながらフォワードプレスします。そこから、②右足に加重してバックスウィングしたら、③クラブがトップに上がり切る前――バックスウィングで左腕が地面と平行になるあたりから左足に加重し始め、④ダウンスウィングで左腕が地面と平行になるあたりから再度右足に加重してインパクト、⑤最後、左足に乗り込んでフィニッシュを迎える。これが、5回の体重移動です」(小池)

左→右→左→右→左……。確かに5回だ。

これが5回の体重移動だ!

画像: ①左足に加重しながらフォワードプレス

①左足に加重しながらフォワードプレス

画像: ②右足に加重してバックスウィング。このあたりから左足に加重し始める

②右足に加重してバックスウィング。このあたりから左足に加重し始める

画像: ③ダウンで左腕が地面と平行になるあたりまでは左足加重。ここから右足に加重し始める

③ダウンで左腕が地面と平行になるあたりまでは左足加重。ここから右足に加重し始める

画像: ④ ③のポジションからインパクトまでは右足に加重

④ ③のポジションからインパクトまでは右足に加重

画像: ⑤左足に乗り込んでフィニッシュ

⑤左足に乗り込んでフィニッシュ

プロのほとんどが体重移動を5回している

「プロのスウィングを解析すると、ほとんどの選手がこの5回の体重移動を行っています。ところが、多くのアベレージゴルファーはこれができていません。逆に言えば、この体重移動さえ覚えてしまえば、飛距離は伸びるのです」(小池)

なるほど……。しかし、そんなにたくさんのことを考えながら球を打つのは難しいのでは?

「まったくその通りです。大事なのは、頭で考えずに5回の体重移動を行ってスウィングすることなのです。では、そのコツは……。次回、お話しすることにしましょう!」(小池)

THANKS/小達敏昭銀座ゴルフクリニック

※2024年12月1日12時00分、一部加筆修正しました。

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