QTとは?
クォリファイングトーナメント(QT)は、翌年度のJLPGAツアーおよびJLPGAステップ・アップ・ツアーの出場資格を決定するためのトーナメントのこと。
JLPGAツアーにおける第1回目のリランキングまでは、クォリファイングトーナメントの順位により出場資格が決定。※QTは2ステージ制となり、11月下旬から2週連続で実施。
4位タイ:小滝水音(トータル4アンダー)
小滝水音は1、2番をパー、3番ホールでバーディ、5番でもバーディ、9番を終え、ノーボギーの2アンダーで良い流れを保ったまま後半へ。
10番パー5でもバーディ、11番でボギーとするも。12番でバーディを決めてバウンスバック。14番、17番もバーディを沈めた。15番ではダブルボギーを叩いてしまった小滝だが、「明日も今日までの攻め方と一緒で何も変えずに、なるべくリスクを減らして安全運転で。今日までと同じ感じでいきたいです」とブレない姿勢をみせた。

2024年 大東建託・いい部屋ネットレディス出場時の小滝水音(撮影/岡沢裕行)
3日間が終わった小滝に感想を聞くと、「内容としては全体的にすごくいいと思います。大叩きもなく、安全に今週はプレーするのを心掛けているので、なるべくボギーを少なくするようにしてて。それができているのが良いかなと思ってます」と自分のゴルフができた様子。
また「昨日と風向きが似ていたので、風の読みなどしっかり修正し、反省を活かしながらプレーできたので、セカンドショットでバーディチャンスについてくれることが多かった。私はパーセーブしていくプレーが得意で、あんまりビッグスコアとかガンガン行くタイプではないので、順位は気になりますけど少しずつスコアをあげていけたら良いかなって思います」と語った。
単独1位:永井花奈(トータル7アンダー)
永井は初日を70、2日目を68とし、3日目は3位タイからスタート。
5番までパーをセーブするも、6番パー3をボギー。永井はこの3日間、距離の長いパー3の6番をすべてボギー。6番はグリーンの左サイドにOBの池があり、引っかけは禁物、そしてグリーン奥の傾斜がかなり強く、風も強く吹いていたため、やや苦戦している様子が伺えた。7番をパー、8番でバーディとし、1バーディ1ボギーで前半を折り返す。
後半、11番でバーディを取り、13番でボギーとするも14番でバウンスバックのバーディ。18番まで連続パーとしのぎ、3日目を終えた。

明治安田生命レディス ヨコハマタイヤゴルフトーナメントでの永井(撮影/姉崎正)
永井は「最後2ホール、木に太陽が隠れてしまってめちゃくちゃ寒かったです。ショットに関してはすごく安定していると思います。昨日と今日がシーズン中じゃありえないくらいにパーオンしているので、スコアに繋がっていると思います」とアイアンの精度が戻ってきている様子。
「風が3日間で一番強かったのですが、自分のボールが風に負けて、確実にこっちに行くことがわかっていたので比較的まわりやすかったなという感じがします。風の強さで60台とかは難しいかもしれませんが、モチベーションを出すためにハーフアンダーを目標にして頑張っていきたいなと思っています」と最終日に向けてギアを上げていく永井に注目だ。
例年上位35位前後まで与えられるレギュラーツアー出場権を得ることがこの4日間の最大の目標。明日の最終日、上位者はもちろんのこと、来季前半戦フル出場が見込める35位前後の戦いにも注目したい。