ゴルフ歴約20年のエンジョイ派の小沢コージは、各種メディア連載をはじめ、TBSラジオ「週刊自動車批評 小沢コージのCARグルメ」のパーソナリティを務める著名自動車ジャーナリスト。小沢と一緒に至高のゴルフCARを探す、週刊ゴルフダイジェストの人気連載を紹介。今回はフィアット 600e!

ようこそビッグシスター!

勝手な想像ですが、もしもルパン三世がゴルフ!? するならどんなプレーをし、どんなクルマでコースに向かうんだろう? 常にホールインワン狙い? グリーン上でもジョーク連発なんだろうか? クルマはメルセデスベンツSSK、いやシトロエン2CV? 

やはり今ならコイツでしょう。そう、最新イタリアンコンパクトEVのフィアット600eです。日本でも“ルパンカー”としてお馴染みのキュートコンパクト、フィアット500の電気自動車版で、特に使い勝手のいいちょい大きめがコレ。全長4.2m×全幅1.78mとほどほどで、人気国産SUVのトヨタヤリスクロスとガチ勝負できるサイズなのです。

それでいて見た目はお分かりの通りザ・イタリアン! 丸みを帯びた「500のビッグシスター(お姉さん)」そのものでキャラが立っており、ちょっと寝ぼけた半開き気味の丸目LEDライトが超可愛い。シートも淡いホワイト系のエコレザー表皮採用で、「FIAT」のエンボス加工が日本車にはないブランド感を醸し出します。

画像: 「ようこそビッグシスター!」

「ようこそビッグシスター!」

デジタル性能も申し分なく、いまどきの7インチマルチファンクションディスプレイや10.25インチタッチモニターに加え、運転席マッサージ機能やハンズフリーパワーリフトゲート、センサー付きキーレスエントリーシステムなどもフィアット車初採用。キュートさとそれ以上の先進性を併せ持っているのです。

肝心の走りはプジョーシトロエン系のCMPプラットフォーム採用により想像以上にソフト。個人的にはペダルタッチやステアリングフィールをもっとソリッド方向に振ってほしかった部分がありますが、そこは今後に期待ということで。

何よりも動力性能が素晴らしく、コンパクトサイズにもかかわらず54kWhの大容量バッテリーを搭載。ピークパワー&トルク156ps&270Nmの程よい電気モーターにより、発進から静かで滑らか。フル充電状態からのモード航続距離も493㎞と十分で、遠くのゴルフ場でも楽勝で無給電ドライブができます。

ラゲッジはホンダフィットより広い360L。そのままでは1個が限界ですが、左右分割可倒のリアシートを倒せば3人乗車+3ゴルフバッグ搭載も可能。

ルパン三世気分で電動ゴルフドライブを楽しむならばこれっきゃないのです! !

撮影車種/フィアット600e
全長×全幅×全高:4200×1780×1595mm
メーカー希望小売価格:585万円~

撮影/三浦孝明 
撮影協力/カメリアヒルズカントリークラブ

※週刊ゴルフダイジェスト 2024年12月24日号 「只今コージ中」より

荷室にキャディバッグを何本詰めるかを実証

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