現在発売中の「月刊ゴルフダイジェスト1月号」は、毎年恒例の別冊特別付録“女子プロカレンダー”付き。2023年のJLPGAプロテスト合格者6名に登場してもらい、自分の“好物”とのツーショット(!?)に挑戦してもらった。“みんゴル”読者には、カレンダーには掲載しきれなかったお話とアザーカットをお裾分け。最終回は、7~8月を担当してもらった浅田実那(あさだ・みな)プロを紹介!
 
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浅田実那プロってこんな選手!

●あさだみな
2023年プロテスト合格(96期生)、1997年12月22日生まれの26歳・AB型・宮崎市立本郷中学校卒・愛知県出身・157cm・インスタ「@asd.mina1222」/好物は「宮崎県発祥のチキン南蛮」「鬼饅頭」/横峯良郎氏の「さくらゴルフアカデミー」出身。プロになることを諦め3年間不動産会社に勤めていたという異色の経歴を持つ。

画像: 浅田実那

浅田実那

やりたいと思ったら即行動!

5度目の挑戦となった2023年のプロテストに合格した浅田実那プロ。もともと何がきっかけでゴルフを始めたのか?

「ゴルフを始めたのは11歳の時ですね。兄と妹がいるのですが、兄がゴルフを習っていたのでそれを真似て始めました。結構兄の真似をするタイプで、すぐやめてしまったけど拳法も一緒にやっていたことがあります。プロを目指したいなと思ったのは12歳の時。走るのが好きだった頃はボルトに憧れるなど、その時やっているスポーツのアスリートになりたいと思うのと同じ気持ちで、ただ上手くなりたいという思いでした。でも、その頃はまだラウンドしたことがなくて、週イチの打ちっぱなしくらいで『プロになる!』って言ってて。
 
宮崎県にある『さくらゴルフアカデミー』(横峯さくらの父・良郎氏が主宰する全寮制のゴルフスクール)に行くことを決めた時も、あんまり何も考えていなかったですね。『プロになりたいから宮崎に行ってくるわ!』みたいな感じ(笑)。しかも、当時はドライバーを持たないままスクールに入ったんです。同じ時期に入った同級生の男の子とドライバーをかけて勝負したこととかは思い出ですね(笑)」

画像: 今密かにやりたいと思っているのは運動会だそう!「協会に声かけてみようかなとか、結構本気です。やるならリレーとか、騎馬戦とかやりたいですね(笑)」

今密かにやりたいと思っているのは運動会だそう!「協会に声かけてみようかなとか、結構本気です。やるならリレーとか、騎馬戦とかやりたいですね(笑)」

悩み抜いて至った決意

何度かプロテストに挑戦するも合格には至らず、一度ゴルフから離れ、不動産会社に3年間勤めた経験がある浅田プロ。どのように復帰することを決め、プロテストに挑んだのか?

「ゴルフから離れていた期間は、本当に戻るつもりがなかったんです。何度か『もう一回やらないか』と良郎さんに声をかけてもらってはいましたが、ずっと『いや、もういいです』と断っていて。でも、SNSで繋がっている友人の姿を見て、『頑張っているな』と思ったときと、声をかけてもらったタイミングが重なったときに『もう1回頑張りたい』と思って、復帰した感じですね。
 
ただ、勤めていた不動産会社にはゴルフ繋がりでお願いして入れさせてもらったというのもあり、『またゴルフを始めるからやめます! とは言えないな~』とか、『みんなになんて言おうかな~』とか、すごく悩みました。その後は、『仕事を辞めてもう一度プロを目指す』と周りに伝えていたので、もちろん1年でプロテストに合格する気持ちでいましたが、調子の悪いときは、『落ちたら人生終わるな』とか『本当にみんなにどういう顔して会おうかな』とか、プレッシャーや焦りもあって(笑)。必死でしたね(笑)」

画像: 準備、計画が苦手だそう。「本当に何も考えていなさすぎて。ほんとに行き当たりばったりで生きていたいんですよ(笑)」

準備、計画が苦手だそう。「本当に何も考えていなさすぎて。ほんとに行き当たりばったりで生きていたいんですよ(笑)」

ルーキーイヤーは“楽しかった”

悲願のプロテスト合格を果たし出場したルーキーイヤーはどのように映ったのか?

「この一年ツアーに出場してみて、ティーショットの重要性に気がつきました。もともとショットが悪くても、アプローチと得意なパターで何とかまとまればいいという戦い方だったんです。でも、連戦になるツアー中は調子が良くても悪くてもスコアを作っていかなきゃいけない。そんな中でティーショットが崩れてくると、どうしても他のクラブに影響し始めてスコアが全然まとまらなかったんです。なので、今後はティーショットを大事にしていきたいし、伸び代って言っていいのかわからないけれど、まだまだ改善点修正点だらけです。
 
悩みはたくさんありますが、試合に出ている時は調子が悪くても楽しめていました。ギャラリーに見られて歓声が沸くのも嬉しいし、一緒に回っている人と話せることも楽しいし。あとは、ナイスショットはもちろん、結構多いんですけど、すごい変なところからリカバリーしてパーを取った時とか(笑)。悩みも多くていっぱい考えるけど、そういうのは楽しかったですね」

浅田プロの“好物”について聞いてみた!

浅田プロの“好物”は宮崎県発祥のチキン南蛮! そして「鬼饅頭」だそう。

「通っていた保育園で出てきたものを食べてから、ずっと好きです。最近さらにハマっていて、インスタにも載せています。芋が好きで、さつまいもが入っていればいるほど美味しいです!(「鬼饅頭」への愛を語りすぎて)……あれ、今これ鬼饅頭特集かと思っちゃってました(笑)」

画像: 小学生の頃は三色団子が好きでした!

小学生の頃は三色団子が好きでした!

見てほしい、私のプレースタイル

1W平均飛距離:240Y
「目標に対して右に向く癖を直したいです。もともと持ち球がフェードで左を向いて打っていたのですが、クラブを替えたことで球が左に真っすぐに飛ぶようになり、気が付いたら右を向いて打つようになっていました。今は前のドライバーに戻したのですが、まだその癖が残っている状態なんです」

得意クラブ:パター
「狙ったところに打ったのが綺麗に決まる瞬間はやっぱり嬉しいです。でもうまくいかないから面白いみたいなところもあって、伸ばしあうゴルフよりも耐えるゴルフが好きです。試合は楽しいし、多くのギャラリーに見てもらうのも楽しいし、歓声が湧いたら嬉しい。多くの人にプレーを見てもらいたいです」

画像: 得意クラブはパターだそう

得意クラブはパターだそう

浅田プロに10の質問

Q1. 嫌いな食べ物

しいて言うならパクチー

Q2. 自分の性格

気分屋

Q3. ストレス解消法

車内で熱唱

Q4. 変なこだわりや癖

なし、こだわりがないのがこだわりです(笑)

Q5. 練習で最初に打つクラブ/最後に打つクラブ

両方とも58度

Q6. コンビニでついつい買ってしまうもの

黒酢ドリンク・R-1

Q7. 最近クスッと笑ったこと

いつも気が付いたら笑っています

Q8. 憧れのプロゴルファー

いない。尊敬しているのは片山晋呉さん。

Q9. 移動中によく聴く音楽

明夏ちゃんと一緒でHIP HOP全般

Q10. ルーキーイヤーを漢字一文字で表すと

「伸」
まだまだ伸び代というか改善点がいっぱいあったなという感想です。

皆さんに一言

レギュラーツアーで安定して上位に入るのが目標です。ギャラリーの方が見ていて楽しいな、面白いなと思ってくれるようなゴルフをしていきたいです!

PHOTO/Tsukasa Kobayashi
THANKS/つるやカントリークラブ西宮北コース

※月刊ゴルフダイジェスト1月号より一部抜粋

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