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試打&解説:小倉勇人
「自分に合ったシャフトの重さや総重量。非常に大切です」

「ゴルフフィールズユニオン」の店長でありフィッター。ギアの分析力に長ける。
「自分のパワーよりクラブが軽いとトップのミスが多くなり、それを嫌がって手で振り下ろしてダフる、となってしまいます。シャフトの重さで適正な総重量に合わせることが大事です」
ヤマハ
インプレス ドライブスターTYPE/D 7番ロフト角:25度
飛ぶだけじゃないスピン量も合格点
●初速:52.4m/s
●打ち出し角:15.0度
●スピン量:6484rpm
●キャリー:174.4Y

スピーダーNX for Yamaha M-425i
かなり強いグースでつかまるし、深いキャビティでやさしい。ややトップしても180Y台と飛距離に振っているのに、スピンもそこそこ入ります。
インプレス ドライブスターTYPE/S 7番ロフト角:25度
スッキリした顔で推進力がある弾道
●初速:50.5m/s
●打ち出し角:14.0度
●スピン量:5885rpm
●キャリー:168.0Y

NS850neo・S
飛び系の中でもキレイな顔立ちですね。クラブが長めでHSが勝手に上がるし、当てやすいシャフト。打点ミスに強くて前進力がある球質です。
リミックス VD/M 7番ロフト角:31度
上級者も欲しがるバランスの良さ
●初速:47.2m/s
●打ち出し角:17.0度
●スピン量:7173rpm
●キャリー:152.3Y

モーダス105・S
ヒール側がやや高くて四角っぽく見える“和顔”です。操作性と直進性をバランス良く備えたアスリート向けアイアン。適度にソリッドな打感ですね。
リミックス VD/X 7番ロフト角:28度
MOIが大きくて球がヨジれない!
●初速:49.2m/s
●打ち出し角:16.0度
●スピン量:6545rpm
●キャリー:161.7Y

NS950neo・S
ヘッドが大きくて、明らかにMOIを高めて直進性を追求しています。打点がバラついても球が曲がりません。芯で打つとしっかりした手応えに。
フォーティーン
TB-5 フォージド 7番ロフト角:30度
アマチュアが求めるやさしいフォージド
●初速:48.7m/s
●打ち出し角:15.0度
●スピン量:6766rpm
●キャリー:159.0Y

FS90i
“一枚モノ”のソフトフィールでありながら、ブレードが長めでミスヒットの寛容性が高くて、グースが入って球がつかまる軟鉄キャビティです。
PC-3 7番ロフト角:30度
薄くても、開いても上がって曲がらない
●初速:50.7m/s
●打ち出し角:18.0度
●スピン量:6822rpm
●キャリー:167.9Y

FS90i
ブレードが長くて厚く、グースが強いです。フェースが開いても曲がり幅が少なくて飛ぶ、ミスヒットに寛容なポケキャビ。ロフト以上に飛びます。
本間ゴルフ
Vx767 Vx 7番ロフト角:30度
コントロールできて程よく飛ぶアイアン
●初速:47.1m/s
●打ち出し角:17.0度
●スピン量:6810rpm
●キャリー:154.4Y

モーダス105・S
ブレードがシャープめで、ヒール側が高くてヒール寄りで打つイメージに。ちょい飛び系ですが、操作しやすくて直進性もあるタイプです。
TW767 Px 7番ロフト角:30度
安定した弾道でコースを攻められる
●初速:47.9m/s
●打ち出し角:16.0度
●スピン量:6544rpm
●キャリー:156.4Y

NS950neo・S
こちらもヒール高の“和顔”で、ちょいグースのスッキリ顔。スイートエリアがかなり広くて直進性が◎。球が上がりやすくて距離も出ます。
TW767 Hx 7番ロフト角:28度
美しいデザインで高弾道で曲がらない
●初速:48.1m/s
●打ち出し角:17.0度
●スピン量:6415rpm
●キャリー:158.4Y

VIZARD FZ-C
「Vx」「Px」と同じ見た目。球が上がりやすくてミスカバー力が高い、アベレージ向けの中空です。カッコよさと適度なやさしさを求める人に。
TW767 ツアーV 7番ロフト角:32度
軟鉄鍛造にしかない重くて厚い手応え
●初速:47.1m/s
●打ち出し角:19.0度
●スピン量:7026rpm
●キャリー:152.3Y

モーダス115・S
同シリーズの中でひと回り小さいサイズ。ボールがしっかりツブれる重い打感で、打点が伝わりやすい軟鉄鍛造。操作しやすくて止まる球が打てます。
ロイヤルコレクション
TM-X 7番ロフト角:31度
アスリート寄りのつかまるアイアン
●初速:47.5m/s
●打ち出し角:17.0度
●スピン量:7006rpm
●キャリー:153.9Y

モーダス115・S
ブレードが厚めでサイズは小ぶり。ヘッドがオートマチックにターンして、振り遅れ気味でも球がつかまります。スピンが入って球が上がる。
AM-X 7番ロフト角:27度
厚みのある打感でしっかり飛ぶ
●初速:49.6m/s
●打ち出し角:15.0
●スピン量:5994rpm
●キャリー:164.9Y

NS950neo・S
「TM-X」より少し大きくてブレードが太め。厚みのある詰まった感じのフィーリングです。ロフトが立っていますが、ゆっくり飛んでいく感じで。
ヨネックス
EZONE CB901 7番ロフト角:29度
ストレート系の飛んで止まる球
●初速:48.5m/s
●打ち出し角:16.0度
●スピン量:6833rpm
●キャリー:158.6Y

NS950neo・S
弾道の先のほうまでスピンがキープされて、球がヨジれません。直進性に寄りつつ、飛距離・球の高さ・スピン量のバランスが整っています。
EZONE CB511 7番ロフト角:31度
スピンがほどけず高い弾道で止まる
●初速:47.5m/s
●打ち出し角:19.0度
●スピン量:7725rpm
●キャリー:152.6Y

モーダス105・S
球が上がるし、スピンの持続力があるので、飛びすぎないし止まります。芯を外してもタテ距離がブレにくい。静かで締まった打音も好感触ですね。
「フェース長やソール幅の違い。 チェックしたいポイントです」

写真左:「各モデル、個性の違いが出てますね」
写真右上:「フェースの長さによって、操作しやすいか直進性が高いかが見えてくる」
写真右下:「同じ7Iでも、ソールの幅が広いモデルから狭いモデルまでさまざま」
「フェース長が長いヘッドは、ミスヒットに強くて直進性が高くなりやすいです。逆に、短いと操作しやすいですが、トウ側にウェイトが入っていると見た目より直進性が高くなりやすい。ソールの幅も、モデルによっていろいろです。ソール幅が広いと、ダフリ気味に入ってもソールが滑ってくれてボールにコンタクトできる。この2つをチェックしてみましょう」
スピン量ランキング

1位:【7725rpm】ヨネックス/EZONE CB511 ロフト:31度
2位:【7173rpm】ヤマハ/リミックスVD/M ロフト:31度
3位:【7026rpm】本間ゴルフ/TW767 ツアーV ロフト:32度
平均キャリーランキング

1位:【174.4Y】ヤマハ/インプレス ドライブスターTYPE/D ロフト:25度
2位:【168.0Y】ヤマハ/インプレスドライブスターTYPE/S ロフト:25度
3位:【167.9Y】フォーティーン/PC―3 ロフト:30度
取材・文/新井田聡
写真/有原裕晶 田中宏幸
協力/ユニオンゴルフクラブ
パフォーマンスゴルフスタジオ(PGST)
※月刊ゴルフダイジェスト2月号「最新&人気アイアン本当の実力総点検!」から一部抜粋
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本日公開しているアイアンの最新&人気アイアンは、全4回に分けてお届けした。より詳しいデータは、月刊ゴルフダイジェスト2月号、Myゴルフダイジェストにて掲載中!
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