
タイガー・ウッズ(左)とローリー・マキロイ(右)が新設するリーグ「TGL」は来年1月7日より開幕(写真は2024年のマスターズ 撮影/Blue Sky Photos)
フロリダ州パームビーチガーデンのパームビーチ州立大学のキャンパス内に建設されたSoFiセンターがほぼ完成し現地18日50人のメディアが招かれお披露目された。
記者たちはタイガー、マキロイとともにTMRWスポーツの共同創設者であるマイク・マッカーリー氏の案内でスタジアムを見学。新リーグで競う6チームのうち3チームの代表ファウラー、ホーシェル、クラークがプレゼンテーションをおこなった。
登場シーンではスモークが焚かれライトが点滅。大音量の音楽をバックに3人が紹介されるとそれぞれトンネルを抜けてフィールドに現れ、実際どんな入場シーンになるかが明らかになった。
競技エリアにはスクリーンゾーンとグリーンゾーンがあり、その周辺に観客席(1500席)が馬蹄型に配されている。選手はまずティショットを巨大なスクリーンに向かって打つのだが、そのスクリーンのサイズが半端ない。
高さおよそ20メートル、幅19メートルでスタジアムのほぼ天井までを占めており、ショットの質が正確にバーチャル結果に反映されるよう18台のフルスウィングレーダーディバイスと8台の光学カメラが使用される。
50ヤード以内は選手がターンテーブル上に設置されたグリーンエリアでプレーするのだが、バンカーはもちろんグリーンには7つのカップのオプションがあり、輪郭は無限。油圧ジャッキによって支えられているグリーンエリアは傾斜も自在に変化させることができる。
「これはシュミレーションゴルフではなくスタジアムゴルフ」と自信を見せるマッカーリー氏。彼のいう通り想像を超えたスケール感である。
コースでは見たい選手が同じホール、あるいは近くのホールでプレーしてくれるわけではないが、室内なら見たい選手が必ず見られる。しかも最新のテクノロジーで相乗以上の迫力と臨場感が味わえる。
たとえばオリンピックの陸上競技で使用されるレールカメラやサッカーでピッチ上空から撮影する際に使われるスパイダーカメラを採用するなど、室内ならではの撮影法も取り入れられる。
開幕戦は25年1月7日。ザンダー・シャウフェレを擁するニューヨークGCと今回も登場したクラーク擁するザ・ベイGCのカードが組まれスポーツ専門チャンネルESPNがゴールデンタイムに生放送する予定だ。