
東京都港区のゴルフスクール「広尾ゴルフインパクト」のインストラクター・後藤悠斗プロ
『100をきれないレベルで、SWを使うのはいかがなものでしょうか?』
記事タイトル:
100切りを目指すなら「サンドウェッジのアプローチ」を重点的に仕上げるのが効率良し!? その理由とオススメの構え方・打ち方とは?【100切り】
ピックアップしたコメント:
『100をきれないレベルで、SWを使うのはいかがなものでしょうか?
青木功プロでも『SWはね、一番難しいクラブなの』と仰ってます。
実際に青木功さんはトーナメントでも転がせる状況ならば5番とか7番を使っておられました。
私が70後半で回っていた時はウェッジは48°と52°と60°で、60°はバンカーからの脱出専用。
グリーン周りは9番と48°。
柔らかいスピン系のボールを使って、しっかりとダウンブローで打てれば48°52°でも最低限のスピンはかかってなんとか止まる。
飛距離を落としてでも、グリーン周りのアプローチを優先し、硬いボールはやめて柔らかいスピン系のボールを使ってます。
確かにSWでふわりと浮いてピタリと止まれば恰好いいけどね(笑)
考え方は人それぞれだし、アマチュアは楽しければそれで良いから…
あくまでも僕の考え方で、人には押しつけはしませんけど…』
『これができてピンに寄せれたら100切りではなく80切りです』
後藤:元記事の内容をざっくり説明すると「ウェッジってPW、AW、SW……いろいろあるけれど、練習時間があまり確保できないアマチュアの場合、どうせやるならロフトが寝ていて比較的難しいSWを重点的に練習して、球を上げられるようにもしておいたほうが効率的じゃない?」という話でした。
僕もSWは難しいと思っていて、元記事にもそう書いてあります。ただ『100をきれないレベルで、SWを使うのはいかがなものでしょうか?』という指摘には疑問です。
結局100切りを目指すなら、たとえば30~40ヤードのバンカー越えの状況などで「SWが使えない」のと「SW“も”使える」のでは全然変わってきます。じゃあ青木功プロがSWを使えなかったのか? って言ったら使えないわけじゃないですし、別に球を上げて打つところは打ちますよね。
もちろん転がせる状況なら転がすのは全然アリです。でも、転がせない状況になった時に困ります。120切りを目指すレベルなら花道に逃げる選択肢もアリですが、100切りなら寄せろとまでは言わずとも、バンカーを越えてグリーンに乗せるぐらいはしたいじゃないですか。
元記事でも触れていますがSWを使ってピッチエンドランの打ち方で、振り幅を8~4時もしくは9時~3時くらいで打つこと。これができれば、ロブショットのような特殊な打ち方をせずとも、少なくとも日本のゴルフ場であればほとんどのホールのバンカー越えはできると思っていいです。
あとは同じ打ち方でクラブや振り幅を変えるだけで転がしもできます。一番難しいSWで練習しておけば、PWやAWも自然と打てるはずです。もちろんアプローチは多種多様ですから「いやいや、私は全部PWで寄せられます」と言うならそれで全然問題ありませんよ。
後藤「この方に来週から記事書いてもらいましょうか?(笑)」
記事タイトル:
体重移動や腰を切る動作は「必要だと思い込まなくていい」!? スウィングの「方向性」を良くするためのシンプルな解決法【100切り】
ピックアップしたコメント:
『体重移動というのは、
バークシャーが仁王立ちになって、
左右交互に脚踏みするでしょ、地面反力で。
あれが正しいイメージ。
要は股間と両足で作る三角形は崩さない。
アドレスしてその形を崩さず左足を一瞬、浮かす。
そしたら体重が一瞬右に移るでしょ?
それ位のイメージがいい。
でも、大抵の人は体重移動と言われると、
右に流れるでしょ?
その時点でエラーなんだよね。
で、腰を切るというのも、
正確には下にカバーリングしてから蹴り上げる。
でも、初心者はいきなり蹴り上げる訳。
だから体が開いて解けて伸び上がって手元が浮いたり、
どんどんマキロイから離れていく笑
要はゴルフの体の動きというのは基本、
上下運動だと思っといた方がいいんだよね、
大抵の人は左右のイメージが強すぎる。』
後藤:この方に来週から記事書いてもらいましょうか?(笑)
冗談はさておき、元記事の内容はタイトルの通りで、ざっくり説明すると「体重移動や下半身を先行させるといった動作は、飛距離アップのための動き。100切りを目指すレベルのゴルファーが取り入れるのは難しかったり、そもそも必要ない場合もありますよ」という話でした。
そしてコメントをくださった方の根本的な考え方も、合っています。体重移動って左右に動かすっていう感覚よりはこの方が書いてるように足踏みするイメージで全然いいです。変に腰を切る動きなどを意識しなくていいです。
元記事に付け加えるとしたら、そもそも腕の重さって片方でだいたい体重の6%ほどあります。体重は人によりますが、たとえば60キロなら両腕で約7~8キロ。同じ重さのダンベルを振り回したら、引っ張られそうじゃないですか?
実際のスウィング中は加えてクラブも持っていますから、バックスウィングで右に体重が移動するのって自然に起こるんです。そういった点からも、無理に体重移動をしなくていいわけなんです。
もちろんレベルが高くなればなるほど体の動きも単純な左右の動きだけでなく複雑になります。この方も書いているように地面反力や縦の動き、蹴り上げる動きとかが入ってくるんですけれども、100切りを目指すレベルにおいてはまだ考えなくてもいいことですね。
協力/広尾ゴルフインパクト