会社HARADAGOLF代表取締役:原田修平

指導歴25年以上、アマチュア専門のレッスンプロとして活動し、17万人以上の登録者を誇る人気YouTuber。その持ち味は163cmと言う小柄な体格でも飛距離を伸ばせる抜群の技術力や、ポイントをおさえたわかりやすいレッスンが人気。またLDJ(ロングドライバーズ オブ ジャパン)日本大会出場経験もある。
この練習の目的は「肩が入りやすい体」を作ること
肩を入りやすくするストレッチとドリルを紹介
【POINT①】前傾姿勢を保ち左右に回転するとハムストリングに効く

「ゴルフで大事な筋肉は実はふとももの裏側のハムストリング」と原田プロ
ゴルフで大事な筋肉は実はふとももの裏側のハムストリングです。ハムストリングはふとももの裏側で骨盤と膝下をつなぐ筋肉で、ここが硬いと骨盤が後傾し背中が丸くなり肩の入りが浅くなります。このハムストリングが柔軟だと、骨盤が立ち背中の筋肉が使えるので肩が入りやすくなります。このハムストリングのストレッチは、アドレスのような前傾姿勢を作り、腕は体の前で交差するか、ダランと垂らします。そしてバックスウィングとフォロースウィングの感じで体を左右に回すとハムストリングがビーンと引っ張られるのでストレッチがかかります。
【POINT②】ソファーに座って体を回しながら前傾すると胸郭が伸びる

自宅にあるソファーなどでできる胸郭のストレッチ
次は体の前側の胸郭のストレッチです。家のソファーに座り、手を胸の前でクロスします。まず、バックスウィングの感じで右に体を回しながら、徐々に前傾をしていきます。そうするとまず脇腹(腹斜筋)や体幹部分の柔軟性が増して肩が入れやすくなります。さらに胸郭にもストレッチがかかるので、バックスウィングの捻転がしやすくなり肩が入りやすくなります。次に、フォロースウィングの感じで体を左に回しながら前傾をしていきます。
【POINT③】仰向けで立てた膝を左右に倒す

ひざを倒した際に、肩が浮かないように気を付けよう
床に仰向けに寝て両腕を広げて膝を90度に立て、この状態から次に膝を左と右にゆっくりと倒します。大事なのは、肩を地面にピタリとつけておくことです。胸から下の部分にストレッチをかけたいので、肩が浮いてしまうとストレッチが掛からないのでNGです。
これで仕事初めの頃には、ゴルフスウィングに必要な柔軟性が養えている筈です。
「ハラダゴルフ」は今回で終了となります。全7回を振り返り、自分に合ったスウィングやドリルを見つけてみてくださいね。
文/古屋雅章
撮影/小林司
協力/ゴルフスタジオPGST