25年シーズン開幕第ザ・セントリーを制した松山英樹のソニーオープン・イン・ハワイ(オアフ島ワイアラエCC)での2週連続優勝はならなかった。しかし最終日は2イーグルを奪って4アンダー66をマークし13ランク順位を上げ日本勢最高の16位タイでフィニッシュした。いっぽう第2ラウンドで63の猛攻を見せ上位争いを演じた平田憲聖は最終日の終盤スコアを落とし次週の出場権がかかるトップ10入りを逃した。

最終18番残り182ヤードから4.5メートルに寄せカップの真ん中に流し込んだ松山。貫禄のイーグル締めにギャラリーの歓声が快晴の空にこだました。

画像: 2週連続優勝を逃したが、16位タイと日本人最高位でフィニッシュした松山英樹(撮影/Blue Sky Photos)

2週連続優勝を逃したが、16位タイと日本人最高位でフィニッシュした松山英樹(撮影/Blue Sky Photos)

「思うようなプレーができなかったですけど2イーグル(9番&18番)を獲れたので良かったかな、と思います」

前週の優勝以来「状態はどんどん悪くなっている」といいながら「18番のセカンドはすごく良いショットが打てたので(良くなる)兆しかな、と思います」と最後に手応えがあったことを打ち明けた。

2日目に平田が63をマークし3位で折り返したときには主役の座を24歳の若手に奪われたかに思われた。しかし終わってみれば8人出場した日本勢最高の16位タイで4日間を駆け抜けた。

決勝ラウンドでスコアを伸ばせず21位タイに終わった平田は「4日間プレーするという当初の目標はクリアできて良かったです。決勝ラウンドで伸ばせればもっと良かったんですけれど」と無念さを滲ませながら、終盤の16番と18番でボギーを打ったことを「もったいなかった」と振り返った。

上がり3ホールでの2ボギーがなければ通算12アンダーでトップ10に入っていた。たらればは禁物だが次週の出場権がかかるトップ10入りを逃したのは悔やまれる。

それでも「(海外で)上位で戦ったことがあまりないのでいい経験になったし自信にもなりました。上で戦ったことで課題も見えてきました」と気持ちを切り替えた。

画像: 惜しくもトップ10入りを逃した平田憲聖(撮影/Blue Sky Photos)

惜しくもトップ10入りを逃した平田憲聖(撮影/Blue Sky Photos)

開幕前ゴルフチャンネルが推す「ネクストブレイクプレーヤー」のひとりに挙げられていた平田。フルフィールド初戦から上位を賑わしネクストブレイクプレーヤーに相応しいゴルフだった。

昨年国内ツアー賞金ランク2位の彼は今季コーンフェリーツアー(下部ツアー)を主戦場に戦いPGAツアー昇格を目指す。

その他の日本勢は久常涼が通算4アンダー65位タイ。今季PGAツアーの出場権を獲得している金谷拓実、大西魁斗、星野陸也は揃って予選突破ならず。杉浦悠太と16歳の高校生・松山茉生も決勝ラウンド進出を逃した。

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