みんなのゴルフダイジェストのYouTube「みんゴルガチギアトラック」。プロゴルファーの癸生川喜弘と小島慶太の二人による“ガチ”がコンセプトのシリーズ試打企画。今回は、テーラーメイド、キャロウェイ、ピンが2月に発売するドライバーのメインモデルを打ち比べることで、自分に合ったドライバーを探しているゴルファーをサポート。ガチで驚きの結果が出ているので、必見です!
 
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今回打ち比べる3本は、テーラーメイド『Qi35』(Diamana Silver TM55・Flex S)、キャロウェイ『ELYTE』(VENTUS GREEN for Callaway・Flex S)、ピン『G440MAX』(ALTA J CB BLUE・Flex S)で、共にロフト10.5度、ヘッド体積460cc。使用ボールはタイトリスト『PRO V1』。

メーカー発表のセールスポイントをおさらい

テーラーメイド『Qi35シリーズ』

飛びの3大要素「ボール初速」、「打ち出し角」、「スピン量」に、「より高い寛容性」を加えることで、前作(『Qi10』)を凌駕する“飛距離”と“やさしさ”で、あらゆるゴルファーのパフォーマンスを解放する。

画像: Qi35シリーズ。左から『Qi35』『Qi35 MAX』『Qi35 MAX LITE』『Qi35 LS』(撮影/有原裕晶)

Qi35シリーズ。左から『Qi35』『Qi35 MAX』『Qi35 MAX LITE』『Qi35 LS』(撮影/有原裕晶)

キャロウェイ『ELYTEシリーズ』

AIの設計をさらに進め、弾道補正の“コントロールポイント”が前作『PARADYM Ai SMOKE MAX』の10倍に増加。これによりスピードと寛容性の両立を実現し、飛びは傑出した“エリート”領域へ。

画像: ELYTEシリーズ。左から『ELYTE』『ELYTE X』『ELYTE MAX FAST』『ELYTE ♦♦♦』(撮影/有原裕晶)

ELYTEシリーズ。左から『ELYTE』『ELYTE X』『ELYTE MAX FAST』『ELYTE ♦♦♦』(撮影/有原裕晶)

ピン『G440シリーズ』

これまでの大慣性モーメント&深低重心というコンセプトから、“飛び重心”という低重心でフェースセンターにフェース面上の重心位置(いわゆる“芯”)が来るように設計を見直し、かつてない飛びを実現した。

画像: G440シリーズ。左から『G440 MAX』『G440 SFT』『G440 LST』(撮影/有原裕晶)

G440シリーズ。左から『G440 MAX』『G440 SFT』『G440 LST』(撮影/有原裕晶)

テーラーメイドは今回の『Qi35』 で“飛距離”と“やさしさ”を、キャロウェイの『ELYTE』は“スピード”と“寛容性”を謳っているが、共に『飛距離と寛容性の両立』を強く打ち出している。それはピンの『G440 MAX』も同じだ。

果たして、『飛距離』と『寛容性』という相反する目標の融合は可能なのか。それを検証していこう。

早速、打ち比べ開始!

印象の違いは?

試打を担当した癸生川プロは「見た目の大きさでは、テーラーメイドが一番幅広く(シャローに)見える。キャロウェイとピンは見た目の形状が似ています。フェースの向きは3本とも真っすぐに見えるので構えやすい。長さはピンが0.5インチくらい長いですね」と構えた印象を話した。

画像: 左から『Qi35』『ELYTE』『G440 MAX』の構えカット(撮影/有原裕晶)

左から『Qi35』『ELYTE』『G440 MAX』の構えカット(撮影/有原裕晶)

HS41~42m/sで試打

癸生川プロのそれぞれの打感や弾道の印象は下記の通り。

テーラーメイド『Qi35 ドライバー』
「球は上がるし、強いし。打感は軟らかいけど、くっつき過ぎない。ヘッドスピードがそれなりに速い人が打ってもつかまり過ぎる感じはないけど、かといって逃げない。つまり、シャフトさえ合えば万人に合うような、オールマイティなクラブ」(癸生川・以下同)

画像: テーラーメイド『Qi35 ドライバー』(撮影/有原裕晶)

テーラーメイド『Qi35 ドライバー』(撮影/有原裕晶)

キャロウェイ『ELYTE ドライバー』
「『Qi35』に比べて、この『ELYTE』はスピン量が少なくて、そのぶん、強弾道になった感じ。球のつかまりが良いクラブだという印象」

画像: キャロウェイ『ELYTE ドライバー』(撮影/有原裕晶)

キャロウェイ『ELYTE ドライバー』(撮影/有原裕晶)

ピン『G440 MAX ドライバー』
「これは多分、シャフトの長さも関係しているのかなとも思うけど、段違いで球が上がる! ロフト角が同じとは思えないですね」

画像: ピン『G440 MAX ドライバー』

ピン『G440 MAX ドライバー』

3本のクラブ特性を順位で表すと「球の高さは高いほうからピン『G440 MAX』、テーラーメイド『Qi35』、キャロウェイ『ELYTE』。つかまりの良さは良いほうから『キャロウェイ』、『ピン』、『テーラーメイド』。逃がしやすい操作性に関しては、『テーラーメイド』、『ピン』、『キャロウェイ』の順です」と癸生川プロ。

試打データを比較

トラックマンによるデータを基に、小島プロが3本の特性を解説する。

「クラブスピードはテーラーメイドが『41.2m/s』、キャロウェイが『40.7m/s』、ピンが『41.6m/s』と多少のバラつきがあります。このバラつきを考慮して、トラックマンマスターの私の経験から判断します。
 
まず打ち出しの高さですが、テーラーメイド『11.2度』、キャロウェイ『11.0度』、ピン『12.3度』でピンの『G440 MAX』がやや高い。次にスピン量を見るとテーラーメイド『2757rpm』、キャロウェイ『2217rpm』、ピン『3077rpm』と、打ち出し角度に相応したスピン量です。注目したいのが落下の角度で、テーラーメイド『34.5度』、キャロウェイ『30.1度』、ピン『41.8度』で、最も低いキャロウェイと高いピンとの差は11.7度の違いがありますから、これはもう“別モノ、別番手のクラブ”と言ってもいいほど。ただ、驚くことにトータルの飛距離はテーラーメイド『224.2ヤード』、キャロウェイ『224.1ヤード』、ピン『224.3ヤード』で、弾道がこれほど違うのにトータル飛距離は0.1ヤード刻みでしか違わない。この結果は、なかなかないです」(小島)

画像: 3機種を同一条件下で癸生川プロが試打したトラックマンデータ

3機種を同一条件下で癸生川プロが試打したトラックマンデータ

結論

画像: 試打を担当した癸生川プロ(左)とデータ分析担当の小島プロ(右)

試打を担当した癸生川プロ(左)とデータ分析担当の小島プロ(右)

小島: 今回の打ち比べで、ゴルファーのタイプによってこの3本は凄く選びやすいということがわかりましたね。飛距離が同じなわけだから、例えば「スライス気味なのでつかまるドライバーが欲しい」と思っている人なら?

癸生川: キャロウェイ『ELYTE』ですよね。

小島: スピン量が少なくてもっと球を上げたいなと思っている人は?

癸生川: そういう人はピン『G440 MAX』 ですね。

小島: それ以外の人は?

癸生川: 最初の僕の印象のようにオールマイティに合うのがテーラーメイド『Qi35』ということですよね。今回は非常にわかりやすい結果がでました。トータルバランスのテーラーメイド『Qi35』。つかまって強い球のキャロウェイ『ELYTE』。高さを出せるピン『G440 MAX』と、ゴルファーのタイプに応じたクラブ選びがとてもしやすい3本でした。

小島: 癸生川プロが言うように、どういう弾道を打ちたいのか、また、どういった弾道補正をして欲しいのか。そういうゴルファーのニーズに応じた形で選べる3本になっていると思います。

『飛距離』と『寛容性』が交わる、“飛んで曲がらない”というコンセプトを強く打ち出してきた今年のテーラーメイド、キャロウェイ、ピンの最新ドライバーのガチの打ち比べ。判明したことは、この3本は『飛距離』ということでは0.1ヤードという極限のレベルで同じ結果を出るくらいに仕上げてきているということ。それこそ、誰が打っても『飛んで、曲がらず、思った球を繰れる』という究極のクラブの開発も“間近”を予感させるガチギアトラックとなった。

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癸生川プロ、小島プロによる各モデルの詳細な試打インプレッションはこちらから

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