ゴルファーの間で話題の超最新&新作ドライバー。どんな性格なのか? 飛距離性能はどうなのか? 月刊ゴルフダイジェスト3月号「ドライバー大図鑑」で各モデルを試打とヘッドデータを徹底研究。あなたに合うドライバーを探してみよう。「みんなのゴルフダイジェスト」ではテーラーメイドの話題の新作『Qi35』シリーズを紹介しよう!
画像: 「FOXY GOLF」でレッスンを行う2人のコーチが試打。泉岡翔さん(右)はアッパー軌道のドローヒッター、渡邊康さん(左)はややダウン軌道のフェードヒッターだ

「FOXY GOLF」でレッスンを行う2人のコーチが試打。泉岡翔さん(右)はアッパー軌道のドローヒッター、渡邊康さん(左)はややダウン軌道のフェードヒッターだ

テーラーメイド 『Qi35』シリーズ
バランスのいい"食い付き感"と"弾き感"。強弾道で飛ぶ

最新鋭の設備と環境が整う「FOXY GOLF」(東京都港区)でレッスンを行う新進気鋭の2人のコーチ(ともにHS48m/s)が、アベレージやアスリートの生徒に合うドライバーを探すために試打。泉岡翔さんはアッパー軌道のドローヒッター、渡邊康さんはややダウン軌道のフェードヒッターだ。

まずは、第4世代を迎えた"カーボンウッド"のニューモデル『Qi 35』シリーズの4モデルを2人がテスト。

「デザイン的にカッコいいし、構えやすいヘッドです。食い付きながらハジきもある打感は、カーボンフェースの進化でしょう。前作より、球が前に飛ぶ手応えがしました」と泉岡さん。

『Qi35』『Qi35 MAX』『Qi35 MAX LITE』『Qi35 LS』の4モデルのヘッドデータと試打データを紹介しよう。

※ヘッドデータはジャイロスポーツ調べ。クラブ重さは編集部が計測。試打データは『GCクワッド』とボールはタイトリスト『プロV1』で計測

●Qi35:打球がブレにくくてつかまりすぎない

画像: ヘッドの特徴:ヘッドのMOIが大きくミスに寛容で、重心が低めでスピンが抑えられる。ネック軸回りMOIが大きく、SSがフェースのトウ側と少しフェードバイアス

ヘッドの特徴:ヘッドのMOIが大きくミスに寛容で、重心が低めでスピンが抑えられる。ネック軸回りMOIが大きく、SSがフェースのトウ側と少しフェードバイアス

・ヘッドの特徴:打球がブレにくくてつかまりすぎない。ヘッドの左右・上下MOIとネック軸回りMOIがケタ違いに大きい。スイートエリアがかなり広くて、ダウンスウィングでのヘッドの返りはゆるやか。

ヘッド重さ重心距離重心深度フェース高さSS高さ低重心率ヘッド左右MOIネック軸回りMOI
数値199.5g42.4㎜42.6㎜54.9㎜33.6㎜61.2%5355g・㎠8719g・㎠
特徴比較やや重い非常に長い非常に深いややシャロ―やや低いやや低重心大きい非常に大きい
ジャイロスポーツ調べ。左右MOIは「許容誤差100g・㎠」まで可

・試打データと感想:ミートに集中しやすくて押し込めるインパクト。

「フェースが黒くて締まって見えるので、集中力が高まります。吸い付くような押せる打感でつかまる」(泉岡)

試打者初速打ち出し角バックスピン量キャリー飛距離曲がり幅
泉岡さん71m/s19.1度2734rpm272Y290Y左13.1Y
渡邊さん72m/s16.8度2745rpm276Y294Y左19.7Y
HS48m/sで試打

●Qi35 MAX:ギリギリまで攻めた極大MOIのヘッド

画像: ヘッドの特徴:ヘッドの左右・上下MOIとネック軸回りMOIがケタ違いに大きい。スイートエリアがかなり広くて、ダウンスウィングでのヘッドの返りはゆるやか

ヘッドの特徴:ヘッドの左右・上下MOIとネック軸回りMOIがケタ違いに大きい。スイートエリアがかなり広くて、ダウンスウィングでのヘッドの返りはゆるやか

・ヘッドの特徴:ギリギリまで攻めた極大MOIのヘッド。ヘッドの左右・上下MOIとネック軸回りMOIがケタ違いに大きい。スイートエリアがかなり広くて、ダウンスウィングでのヘッドの返りはゆるやか。

ヘッド重さ重心距離重心深度フェース高さSS高さ低重心率ヘッド左右MOIネック軸回りMOI
数値205.1g43.8㎜46.6㎜54.9㎜35.0㎜63.8%5999g・㎠10163g・㎠
特徴比較非常に重い非常に長い非常に深いややシャロ―標準やや高重心非常に大きい大きい
ジャイロスポーツ調べ。左右MOIは「許容誤差100g・㎠」まで可

・試打データと感想:ボールを包むようにヘッドが返ってくる。

「見た目が大きくて安心感があります。インパクトにかけてトウ側がターンして、球がかなりつかまる」(渡邊)

試打者初速打ち出し角バックスピン量キャリー飛距離曲がり幅
泉岡さん71m/s15.6度3040rpm264Y280Y左24.4Y
渡邊さん71m/s16.0度2809rpm268Y286Y左22.1Y
HS48m/sで試打

●Qi35 MAX LITE:軽いのに極大MOIという相反しがちな要素を両立

画像: ヘッドの特徴:ヘッドが軽くて振りやすく加速しやすいのに、MOIがかなり大きくて打点ミスの許容性が高い。SS位置がフェースのトウ寄りにあるフェードバイアス

ヘッドの特徴:ヘッドが軽くて振りやすく加速しやすいのに、MOIがかなり大きくて打点ミスの許容性が高い。SS位置がフェースのトウ寄りにあるフェードバイアス

・ヘッドの特徴:軽いのに極大MOIという相反しがちな要素を両立。ヘッドが軽くて振りやすく加速しやすいのに、MOIがかなり大きくて打点ミスの許容性が高い。SS位置がフェースのトウ寄りにあるフェードバイアス 。

ヘッド重さ重心距離重心深度フェース高さSS高さ低重心率ヘッド左右MOIネック軸回りMOI
数値193.0g44.4㎜44.5㎜54.7㎜35.4㎜64.7%5539g・㎠9240g・㎠
特徴比較軽い非常に長い非常に深い標準やや低いやや高重心非常に大きい非常に大きい
ジャイロスポーツ調べ。左右MOIは「許容誤差100g・㎠」まで可

・試打データと感想:スクエアに上げやすくシャープに振り切れる。

「クラブが軽くて、素直に上げて下ろせます。ミスに寛容でアバウトに打てるし、つかまりがいい」(泉岡)

試打者初速打ち出し角バックスピン量キャリー飛距離曲がり幅
泉岡さん70m/s18.4度2874rpm268Y286Y左24.3Y
渡邊さん70m/s16.0度2949rpm263Y281Y左24.0Y
HS48m/sで試打

●Qi35 LS:"上"と"左"のミスがないからしっかり叩ける

画像: ヘッドの特徴: SSが低い低重心のヘッドでスピンが少ない。縦長形状のヘッド、超フラットなライ角、完全トウ寄りのSS位置により、球のつかまりすぎを防ぐ

ヘッドの特徴: SSが低い低重心のヘッドでスピンが少ない。縦長形状のヘッド、超フラットなライ角、完全トウ寄りのSS位置により、球のつかまりすぎを防ぐ

・ヘッドの特徴:"上"と"左"のミスがないからしっかり叩ける。 SSが低い低重心のヘッドでスピンが少ない。縦長形状のヘッド、超フラットなライ角、完全トウ寄りのSS位置により、球のつかまりすぎを防ぐ。

ヘッド重さ重心距離重心深度フェース高さSS高さ低重心率ヘッド左右MOIネック軸回りMOI
数値201.1g41.0㎜40.0㎜55.3㎜33.2㎜60.0%4640g・㎠7626g・㎠
特徴比較やや重い非常に長い非常に深いややシャロ―やや低いやや低重心大きい非常に大きい
ジャイロスポーツ調べ。左右MOIは「許容誤差100g・㎠」まで可

・試打データと感想:コントロールしやすくイメージした球が打てる

「洋ナシ型のスリムなルックスで操作しやすい。つかまえたり逃がしたり、球を打ち分けられます」(渡邊)

試打者初速打ち出し角バックスピン量キャリー飛距離曲がり幅
泉岡さん72m/s17.7度2684rpm271Y291Y左11.8Y
渡邊さん74m/s13.6度2589rpm287Y309Y左16.8Y
HS48m/sで試打

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