#1~4では体重移動、#5~8ではフェースローテーションで飛距離を伸ばす方法を紹介してきたが、ここまでの動きが身についてきた人にはさらなる飛距離アップの秘策があるのだと、小池プロは言う。ちょっとしたコツをつかむだけでヘッドスピードがアップする、そのテクニックとは?
画像: 「ブランコの原理で飛ばそう!」
【小池丈晴の「いつでも、まっすぐ250ヤード!」#9】

小池丈晴(こいけたけはる)

日大ゴルフ部にて、小達敏昭らとともにレギュラーとして活躍後、プロ転向。内藤雄士、デビッド・レッドベター、ジム・マクリーンらに指導を受ける。群馬の『おおたスポーツ学校』などで25年ジュニアの強化育成に携わり、現在は小達敏昭銀座ゴルフクリニックにてインストラクターを務める。

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パラメータ励振って、知ってる?

「ここまで紹介してきた体重移動とフェースローテーションの動きが身についてくると、飛距離も方向性も確実にアップします。ただ、中にはさらに飛ばしたいと望む人もいるのではないでしょうか。そんな人におすすめしたいのが、パラメータ励振(れいしん)の原理を利用した飛距離アップ法です」(小池)

ぱ、パラメータれいしん? 聞き慣れない言葉だが、それって一体どういうものなの?

「ブランコの立ち漕ぎをイメージするといいと思います。ブランコが揺れるタイミングに合わせて屈伸運動をすると、ブランコのスピードが上がって振り幅が大きくなっていきますよね。あれと同じように、重心を上下動させることで振り子の振幅が増大する現象のことを、パラメータ励振と言うんです」(小池)

ここでは物理的な説明は省略するが、要するにゴルフもブランコを漕ぐときと同じ力の使い方をするとスピードアップできる、ということなのである。では、具体的には、どうしたらいいのだろう?

画像: ブランコの立ち漕ぎの原理を使うと、ゴルフもスピードアップできる

ブランコの立ち漕ぎの原理を使うと、ゴルフもスピードアップできる

体を上下動させてクラブを揺らす

「ここでやってもらいたいのが、体の正面に垂らしたクラブを、体を上下動させながら左右に揺らす運動です。動画のように、グリップエンドをつまんで胸の正面にクラブを垂らしたら、クラブを左右に揺らすんです。このとき、クラブが下りるタイミングでしゃがみ、クラブが最下点に来たときに伸び上がるのがポイント。すると、どんどん振り幅が大きくなり、振り子のスピードが上がってくるのがわかるはずです」(小池)

画像: - YouTube youtu.be

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詳しくは動画を参考にしてもらいたいが、確かにクラブが揺れるタイミングに合わせて体を上下動させると、どんどん振り幅が大きくなり、スピードがアップしていく。まさにブランコの立ち漕ぎと同じ感覚だ。

「この感覚がわかったらしめたものです。あとは、それをゴルフスウィングに取り入れることができれば、驚くほどヘッドスピードがアップするでしょう。その具体的な方法については……次回、紹介したいと思います」(小池)

THANKS/小達敏昭銀座ゴルフクリニック

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