女子ツアー黄金世代の実力派にして天然キャラクター・小祝さくら。そのゴルフ回路を覗く異色エッセイ。第57話、小祝さくら式オンオフ切り替え法。
画像: 1998年北海道生まれ。ニトリ所属。8歳でゴルフを始め、2017年のプロテストで合格。2019年初優勝、ツアー通算11勝。「短いオフを終えて、開幕に向けて始動しました!」

1998年北海道生まれ。ニトリ所属。8歳でゴルフを始め、2017年のプロテストで合格。2019年初優勝、ツアー通算11勝。「短いオフを終えて、開幕に向けて始動しました!」

小祝さくらは、オン、オフの切り替えが上手い。試合をほぼ休まないからこそ、少しでも時間があるときは、楽しめることを見つけて過ごすようにしている。

すっかり有名になった趣味&リラックス法、野球観戦やキャッチボール、岩井明愛、千怜姉妹とのユニット「小岩井」で披露するウクレレ……以外にも、昨年いくつか楽しんだことがある。

まずはゲームセンターでのバスケットゲーム。「昨年、2回やりましたよ。けっこう入りました。ふふふ」

また、咋秋には知人やマネジャーと卓球も経験した。「ダブルスでやったんですけど、劇的勝利をしたんです」と嬉しそうに笑うさくらだが、最後はラケットを両手で持って打っていたらしい。

「卓球、なんだかハマりました。でもそのあとはやっていないんです。できる場所がなかなかないから。でも機会があったらまたやりたいですね」

画像: 〝秘技、両手打ち!〟の決定的瞬間。さくらの思いつきはいと楽し

〝秘技、両手打ち!〟の決定的瞬間。さくらの思いつきはいと楽し

昨年末からの短いオフも充実した時間を過ごした。毎年恒例の、年初のプロレス観戦にも行った。「好きな選手は出ていなかったんですけど、今年も面白かったですし、迫力がありました。野球観戦とはまた全然違うんですけど、どちらもすごく面白いですね。最近、若い女の子とかも見に来ていて、『プ女子』って言うみたいです」

初詣も恒例行事だ。「おみくじも毎回引きます。今年は『末吉』でした、ふふふ。『大吉』とか『末吉』とかはあまり信じないんですけど、中身は項目ごとに一応読みますね。でも、あんまり気にしないです。その場で結んで帰りますし」

そもそもゲン担ぎなどはしない小祝さくら。成績がよかった日の前日に食べたものをまた食べることなどもしない。

「決めていることはないですね。その場でパッと思い付いたことをやるくらいです」。でも、いつも思い付きがいい方向にいくのが小祝さくらだ。昨年末のJLPGAアワードでは初めて和服に挑戦したさくら。これも思い付きだったらしい。

「今まで着物がなかったので、着てもいいなあと思って着ただけです。20歳のとき、雑誌の企画で着て以来です」

画像: 仲良しの竹田麗央との華麗な着物姿(モノクロでごめんなさい)。実は着る直前まで嫌がっていたらしいが……「少し時間を空けてまた着られたらいいですね」

仲良しの竹田麗央との華麗な着物姿(モノクロでごめんなさい)。実は着る直前まで嫌がっていたらしいが……「少し時間を空けてまた着られたらいいですね」

白のシックな着物がとても似合っていて評判だったと言っても、「私は可愛い系というより、シンプルなほうが好きなので、そちらを選びました。着てみてまあまあでしたね。めっちゃ肩が凝って大変でした」と煙に巻くさくら。思い付きは、切り替えにつながるもの。そして小祝さくらは今年も、たくさんの思い付きで、我々を楽しませてくれるはずだ。

※週刊ゴルフダイジェスト2025年2月11日号〝ゴルフときどきタン塩〟より(PHOTO/Hiroyuki Okazawa)

This article is a sponsored article by
''.