トップアマが実際にやっているという、10円玉を使ってできる「飛距離アップ」練習法を、シングルハンディの腕前を持つイラストレーターの野村タケオが試してみた。

ミート率アップの練習ドリル

みなさんこんにちは。ゴルフバカイラストレーターの野村タケオです。ゴルフはやっぱり飛ばしたい! でも色々やってもなかなか飛ぶようにならないんですよね。月刊ゴルフダイジェスト3月号に「春には俺も飛ばし屋だ!」という記事がありました。この記事の中ではトップアマが実際にやっている、飛ばしのための練習法がいくつか紹介されています。その練習法を冬の寒い時期にコツコツやって、春には飛ばし屋になるのじゃー! ってことで、ちょっと気になった練習法をやってみました。

画像: 月刊ゴルフダイジェスト2025/3号で特集されていた、トップアマの飛距離アップ練習法を実践!

月刊ゴルフダイジェスト2025/3号で特集されていた、トップアマの飛距離アップ練習法を実践!

記事の中では、飛ばし屋になるためには「ヘッドスピードアップ」、「スピン量を減らす」、「ミート率アップ」の3つの中からひとつでも頑張ればプラス10ヤードも可能だと言っています。いや~マジで10ヤード飛ぶようになったらゴルフが変わりますよね。これはやってみるしかない。

まずは「ミート率アップ」のための練習法です。打点がブレてしまっては飛距離は伸びないのですが、初・中級者は左右の打点のブレを気にしますが、上級者は「上下」の打点位置を気にします。打点が上下にブレてしまうと、スピン量が劇的に変化するので、ドライバーでは飛距離が落ち、アイアン重は縦の飛距離が合わなくなってしまうんですね。

そこで上下の打点を安定させるための練習法が「10円玉ドリル」。やり方は簡単で、10円玉の上にボールを置いてアイアンで打つだけ。体が突っ込んでクラブが鋭角に入ったり、逆に軸が傾いてクラブが下から入ったりすると10円玉も飛んで行ってしまうんです。このドリルでボールだけを打てるようになると上下の打点が揃っているということで、スウィングプレーンが安定しているということ。そうするとドライバーのミート率も上がるということなんですね。

画像: 10円玉の上にボールを置き、ボールだけをとらえるように打つ

10円玉の上にボールを置き、ボールだけをとらえるように打つ

コツとしてはスコアラインの下から2~3本目で打つ意識だそうです。そのあたりでボールの赤道をとらえられるようになると10円玉を飛ばさずに打てるということです。

またヘッドの軌道は円弧をイメージするのがいいそうです。インパクトゾーンでゆるやかなアークを描くイメージだと軌道がシャローになるので、ボールだけをとらえられるのだとか。

画像: インパクトゾーンでヘッドが円弧を描くと軌道がシャローになる

インパクトゾーンでヘッドが円弧を描くと軌道がシャローになる

さっそく10円玉の上にボールを置いて打ってみました。見事に10円玉がぶっ飛んで行きました(笑)。これね、かなり難しいです。10円玉に当たらないようにしようとするとけっこうなトップになったり、ダウンブローになりすぎないようにすると、逆にクラブが下から入ってしまって、結局は10円玉が飛んでいきます。

画像: 上体が突っ込んだり、軸がブレたりすると10円玉に当たってしまう

上体が突っ込んだり、軸がブレたりすると10円玉に当たってしまう

スコアラインの下2~3本目で打つ意識と、アーク軌道を意識すると多少は上手く打てるようになりましたが、それでもちょっとブレるとすぐに10円玉が飛んでいきます。僕はインドア練習場でやってるから一応飛んで行った10円玉を探せますが、屋外の練習場だったら10円玉が何枚あっても足りないかも。なので10円玉ドリルはおすすめできないっすね~。

ということで、10円玉でやるのはリスクが高すぎるので、もうひとつ紹介されていた同じ効果のある「まな板ドリル」にしてみることに。これは10円玉の代わりに「100均」に打っているような薄いまな板の上にボールを置いて打つ練習法。これでまな板が動いてしまわないように打てれば、10円玉を飛ばさないで打てているような感じってことですね。

画像: 10円玉ドリルは難しいし、飛んで行ってしまうので、まな板の上にボールを乗せてやるのがおすすめ

10円玉ドリルは難しいし、飛んで行ってしまうので、まな板の上にボールを乗せてやるのがおすすめ

やってみましたが、これは気持ちがかなりラクです(笑)。さすがにまな板がぶっ飛んでいくほどダフらないですからね。これで最初は軽くまな板に触れるくらいでもいいので、なるべくクリーンに打てるようになれば、徐々にボールだけを打てるようになってきます。これはなかなかいい練習法だと思うのでおすすめ。

スピン量を減らす練習ドリル

そしてもうひとつ、スピン量を減らすドリルもサクッと。これもやり方は簡単で、ティーアップしたボールをアイアンで打つだけ。ティーにクラブが当たらないようにボールだけをとらえるように打ちます。そうすることで、入射角と脱出角をゆるやかにして「低く長い」インパクトができるようになるそうです。

画像: ティーに当たらないように打てるようになると、低く長いインパクトができるようになる

ティーに当たらないように打てるようになると、低く長いインパクトができるようになる

意識することは、大きな筋肉を使って振ることと、フィニッシュは最後まで振り切ること。手だけで打ってしまうと入射角が鋭角になりすぎたりしてスピン量が増えてしまいます。またフィニッシュが小さくなるほどインパクトゾーンが鋭角な軌道になりやすいので、振り切った姿勢で止まっていられるようにするのが大事だそうです。

画像: コツは体の大きな筋肉を使うこと。またフィニッシュまでしっかり振り切ることも大事

コツは体の大きな筋肉を使うこと。またフィニッシュまでしっかり振り切ることも大事

これ、結構ベタな練習法ですが、意外とやったことある人少ないんじゃないでしょうか。僕もほとんどやってことなかったです。やってみると、10円玉よりは難しくないですが、フィニッシュで止まるのが僕的には難しいです。やはり普段は手だけで振ってしまって、インパクトして終わりって感じのスウィングをしているんだな~と思いました。大きな筋肉を使ってスウィングすると、インパクトゾーンが長くなる感じもするし、フィニッシュも止まっていられるようになりました。僕はもともとスピン量が多いので、この練習はちょっと続けてみたいな~と思いました。

今回、トップアマがやっている飛ばしのためのドリルをやりましたが、やはりドライバーをブンブン振り回すんじゃなくて、こういう地味な練習をコツコツやっているんですね。僕はドライバーばっか打ってたからダメなんだなと、あらためて思いました。この記事には他にもヘッドスピードをアップするための練習法なんかも紹介されているので、冬の間に飛ばし屋になりたい! って方は、ぜひ記事を読んで試してみてください。僕と一緒に飛ばし屋になりましょう!

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