日常を非日常に変えたいラテンなアナタへ
ゴルファーお馴染みのプレミアムセダンといえば日本のレクサスやドイツ御三家メルセデス、BMW、アウディでしょう。どれも質感の高さや走りの良さを備えていますが「どこか堅苦しい」とか「ほかと同じじゃなあ」と感じる人もいるはず。そこで開放的かつラテンな快楽スポーツセダンをご紹介。それはイタリアのBMWことアルファロメオ ジュリア!

開放的かつラテンな快楽スポーツセダンをご紹介
今ではステランティスグループ傘下ですが、フィアット・クライスラーオートモービルズ(FCA)傘下の2016年にプレミアムブランドとしての再生を懸けて造られたのがスポーツセダンのジュリア。エンジン縦置き&4WDのジョルジオプラットフォームのほか、高張力鋼板やカーボン、アルミ素材を多用した軽量ボディやダブルウィッシュボーンサスペンションを搭載。さらにBMW顔負けの50対50の理想的前後重量配分を実現し、今までにないプレミアムセダンを完成させました。その最新最強版が2023年にマイナーチェンジされたジュリア クアドリフォリオなのです。
見た目は全長4.6m強でBMW3シリーズやメルセデスのCクラスに負けないカッチリした3ボックススタイルを保ちつつ、鋭い絞りや3練古LEDマトリクスヘッドライト、盾形グリルやリアのディフューザーにイタリア車ならではのエレガントさを感じさせます。
シートはレース界で有名なスパルコ社製のカーボンバケットシート採用。12.3インチのデジタルメーターによりイマドキの先進安全も作動表示するんです。
肝心のエンジンは100%アルファロメオ製の2.9ℓV6DOHCツインターボ。510psに600Nmの圧倒的パワー&トルクを発揮するだけでなく、クアドリフォリオは機械式リミテッドスリップデフや電子制御トルクベクタリングで余すことなくパワーを路面に伝達。足回りも独自のアクティブサスペンションを搭載。硬めでタッチはソリッドなのに強い衝撃は吸収するという理想的なスポーツセダンの走りを実現するのです。
気になるラゲッジは横幅が狭く、そのままでのキャディバッグ積載は無理。しかしリアを倒せば2個楽勝でカップルゴルフもOK。長距離のゴルフドライブはやはりセダンで行きたい、しかし最近イイのがなぁ……とお嘆きの貴兄に一度は試してほしいラテンのセダンなのです。
撮影車種/アルファロメオ ジュリア クアドリフォリオ
全長×全幅×全高/4635×1865×1435mm
メーカー希望小売価格/1387万円~
撮影/望月浩彦
撮影協力/都立潮風公園
※週刊ゴルフダイジェスト2025年3月11日号「只今コージ中」より