ピンゴルフジャパン(本社:埼玉県戸田市)は、軟らかいなフェースインサートを採用し、“やわらかいのにしっかり転がる”がコンセプトの『SCOTTSDALE(スコッツデール)パター』シリーズ(ヘッド9種類10モデル)を2025年3月6日(木)に発売すると発表した。
画像: 発表された『スコッツデールパターシリーズ』の9種類のヘッド。上段左からANSER 2D、ANSER 4、ANSER。中段左からB63、DS 72、OSLO 3。下段左からPRIME TYNE 4、PRIME TYNE C、CRAZ-E

発表された『スコッツデールパターシリーズ』の9種類のヘッド。上段左からANSER 2D、ANSER 4、ANSER。中段左からB63、DS 72、OSLO 3。下段左からPRIME TYNE 4、PRIME TYNE C、CRAZ-E

ピンゴルフとしては2020年に発売された『HEPPLER(ヘプラー)パター』シリーズ以来、シリーズ名が付いたモデル(※)になり、同社広報によると「ピンゴルフ ジャパンが米国本社にリクエストして世界展開したモデル」だという。
※ここ最近のピンゴルフのパターは『ピン 2023 パター ANSER』のように『会社名 + 発表年 + パター + モデル名』だった

「自社の出荷本数や他社を含めたパターの市場調査を確認すると、日本ではインサートパター、特に打感の軟らかいインサートパターの需要が高いことがわかっています。また、ツアープロの使用率を見ても、PGAツアーと比較して日本ではソフトインサートパターの使用率が高い傾向にあります。弊社の契約プロだと、金谷拓実選手(『SIGMA2 ARNA』)や佐久間朱莉選手(『PING 2021 PUTTER DS72』)などがソフトインサート入りパターを使用しています。こうした背景を踏まえ、今回のスコッツデールシリーズは日本からのリクエストによって製品化されたシリーズになります」

なお、今回のシリーズ名である『スコッツデールパター』は2011年にも発売されているが、後継モデルということではなく、新シリーズだという。

『スコッツデールパター』シリーズのテクノロジー

ピンゴルフは60年以上、パター研究を続けてきた結果、「ゴルファーがカップインできない理由」を大きく分けて下記の4つだと考えているという。

①ラインの読み間違い/41%
②距離感のミス/18%
③ターゲットのミス/3%
④方向性のミス/38%

このなかで①は技術的な要素だが、②~④は使用するパターで補えるといい、今回はこの②~④を根底に考えて開発製品だという。

新「ペバックスインサート」の採用

トップブランドのランニングシューズに採用される「ぺバックス」は、優れた反発力によりエネルギーロスを抑え、前へ進む推進力がある素材で、軽量で柔軟ながらも剛性と耐久性を兼ね備え、熱や寒さにも強いという特性を持つといい、「テクノロジーのドーピング」と言われるほど。これまでも「ペバックス」をインサートに使用したモデルはあったが、今回は配合を変えた“新ペバックス”で、各性能がより向上したという。

その新ペバックスをインサートに採用することで、軟らかいのにしっかり転がる高反発設計で、プロからアマチュアまで、ソフトな打感を好むすべてのゴルファーが距離感を合わせやすいという。

画像: 心地よくソフトな打感と高い反発力を有した新「ぺバックスインサート」

心地よくソフトな打感と高い反発力を有した新「ぺバックスインサート」

また、距離感や方向のバラツキは、芯に当たらないことが原因に挙げられるが、軽量な「ぺバックス」インサート搭載パターは、搭載していないパターに比べて重心が深くなり、慣性モーメントが増大(※)。そのおかげでミスヒット時のエネルギーロスを最小限に抑え、安定した転がりを実現するというメリットにつながる。また、パターは数値以上にフィーリングが重視されることが多く、特に打音と打感が重要になるが、軟らかいのにしっかり音がでるので、距離が合わせやすいモデルになっている。
※『PLDパター』に比べ慣性モーメントは11%大きい

さらに素材が軟らかいだけでなく、反発力が高いので、PLDシリーズに採用されたシャローAMP溝と同等に転がるというので、やわらかい打感が好みだが、転がりで躊躇したゴルファーには朗報だろう。

アライメントを強調したツートンカラー

パターの方向性が安定しない原因のひとつは、正しく構えられていないことが挙げられる。トップラインのアライメントを強調したツートンカラーにすることで、アドレス時のフェースの向きをターゲットに対して構えやすくし、安定したストロークが可能に。

画像: トップレールはブラックニッケル、ヘッドボディはブラックのツートンカラーに

トップレールはブラックニッケル、ヘッドボディはブラックのツートンカラーに

打ち方に合ったパターをラインナップ

パターのカップインを決める方向性の85%以上の要素は「インパクト時のフェースアングル」ということが分かっているが、打ち方に合ったヘッドタイプを選択することで、方向性が安定し、パッティングの再現性を高め、カップインの確率が向上。『スコッツデールパター』はヘッドが9種類あるおかげで、ストロークがストレートは「フェース・バランス」、セミアークな「ヒール・トゥ・バランス」、アークの「トゥ・バランス」を選びやすく、さまざまなゴルファーが自分に適したヘッドを選べるという。

画像: 左からアークタイプの『DS 72』、セミアークタイプの『ANSER 2D』、ストレートタイプの『PRIME TYNE 4』

左からアークタイプの『DS 72』、セミアークタイプの『ANSER 2D』、ストレートタイプの『PRIME TYNE 4』

全モデルで標準ロフト角は3度、標準ライ角は70度、標準シャフトは34インチ(CRAZ-E CBは38インチ)、グリップはSCOTTSDALE限定の「SuperStrokeTour2.0 PT Blue」(CRAZ-Eはカウンターバランス採用の「SuperStroke17” Tour 1.0PT」)。本体価格は税込で4万4000円。

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