PGAツアーのアジア圏マーケティングディレクター、コーリー・ヨシムラさんがチョイスした記事や選手たちのストーリーをご紹介。今回は、ザ・プレーヤーズ選手権3連覇を目指すスコッティ・シェフラーについて。

2日目に首を悪化させていたシェフラー

世界ランク1位のスコッティ・シェフラーは約1年前〝第5のメジャー〞、ザ・プレーヤーズ選手権で史上初の連覇を達成しました。3連覇を目指す開幕を前に本人が昨年の大会を振り返りました。

画像: 今年2月WMフェニックスOPのスコッティ・シェフラー。この時は25位タイだった

今年2月WMフェニックスOPのスコッティ・シェフラー。この時は25位タイだった

「ザ・プレーヤーズ選手権のタイトルを連覇できたことはとても特別なことです。PGAツアーの旗艦トーナメントで1度優勝するだけでも大変なのに、連覇を達成した初めてのプレーヤーになれたことを誇りに思います。実は第2ラウンドで首痛が悪化したのですが、キャディのテッド・スコットが試合を通してずっと私のメンタルを良い状態に引き上げてくれました。彼のアシストが勝因の1つです」

「パッティングのとき痛みが増しましたが、負けず嫌いなので何があっても諦めたくありませんでした。幸い理学療法士の素晴らしい治療のおかげで週末には痛みがなくなりました。このような急なケガは一晩寝て少し良くなった、あるいは同じ状態で目覚められればそれは良い兆候。普通は起きたら悪くなっていたというケースが多いのですが、少し良くなったのを自覚しつつ土曜日もプレーすることができました。日曜日はさらに状態が良くなり序盤からスタートダッシュをかけるつもりでした。出だし3ホールはパー。でも4番でイーグルを取ってスイッチが入りました。バック9ではたくさん良いショットが打てていいパットも決まってくれました」

画像: 昨年のザ・プレーヤーズ選手権最終日、6位から出たシェフラーは1イーグル、6バーディの「64」をマーク、5打差を逆転。“第5のメジャー” 50回目の記念大会で史上初の大会連覇を達成。前週のアーノルド・パーマー招待から2週連続優勝だった

昨年のザ・プレーヤーズ選手権最終日、6位から出たシェフラーは1イーグル、6バーディの「64」をマーク、5打差を逆転。“第5のメジャー” 50回目の記念大会で史上初の大会連覇を達成。前週のアーノルド・パーマー招待から2週連続優勝だった

「最終日に64をマークして優勝するまでの道のりは本当に楽しかった。この達成感を得るために適切なタイミングで良いプレーができるよう全身全霊を傾けたのだと感じます。世界最高の選手と戦ってトップに立つのは何にも勝る喜びです」

「ツアーで優勝するのは精神的にも肉体的にも厳しいものがあります。ザ・プレーヤーズ選手権での優勝争いは首痛もあって肉体的な試練は大きかった。それでも最終組で優勝を争う瞬間が私にとっては至福のときなのです。厳しい戦いの末、たまたま20アンダーまで伸ばせて1打差で勝ち切れたのは本当に幸せでした」(スコッティ・シェフラー)

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※週刊ゴルフダイジェスト2025年3月18日号より(ARRANGE/Mika Kawano PHOTO/Blue Sky Photos、Getty Images )

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