中国で開催されている米女子ツアー「ブルー・ベイLPGA」で日本勢が躍動。2日目を終えて、畑岡奈紗が首位に立ち、竹田麗央が1打差3位タイ、初日トップの古江彩佳と西郷真央が3打差の6位タイで追う展開。トップ6に日本勢が4人いる。
画像: 「ブルー・ベイLPGA」2日目、首位に立った畑岡奈紗(24年撮影)

「ブルー・ベイLPGA」2日目、首位に立った畑岡奈紗(24年撮影)

トップでホールアウトしているということは、メディアの記者会見に呼ばれるということ。そこで畑岡選手が興味深いことを語っています。

それは「日本人ゴルファーの台頭」に関する質問に答えたもの。西郷真央選手、岩井姉妹、竹田麗央選手ら、勢いに乗る新世代の日本人ゴルファーたちについてどう思うか? という質問に対し、畑岡選手はこう答えています。

「私の(米女子ツアー)初年度は18歳の頃でした。でも今は、私や(渋野)日向子、(勝)みなみが日本人選手のなかでは年長になりました。(若い世代の)彼女たちと米女子ツアーでプレーするのはとてもワクワクします」

畑岡選手といえば、2016年、日本女子オープンを史上最年少の17歳263日で制したのがまだ記憶に新しいところ。同年にプロ転向すると、年末の米女子ツアーの予選会を14位タイで突破し、日本人最年少で米女子ツアー出場権を得ています。

日本ツアーで実力を蓄え、その後米女子ツアーに挑むといういわば常識を覆し、いきなり米女子ツアーで戦うという道筋を作ったのが畑岡奈紗選手。米女子ツアーに13人もの日本人選手が戦い、上位争いもまったく珍しくないという今の状況の道を開いたのが彼女なのは間違いがありません。

では、畑岡選手は誰に注目しているのか? 記者会見で「新しい日本人ゴルファーの波の中で、特に楽しみな有望株は誰だと思いますか?」という質問に対して、こんなふうに答えています。

「一人には決められません。(竹田)麗央はとても遠くに飛ばしますし、西郷真央は本当に安定しています。他の日本人選手も本当に上手です」

優勝争いに絡める位置で週末を迎える西郷選手、そして参戦初年度ながら早くもコンスタントに上位に入っている竹田選手を高く評価。そして実際、他の日本人選手も誰がいつ勝っても驚かないようなパフォーマンスを発揮しています。

もちろん、勢いに乗る新興勢力に負けるつもりは畑岡選手にはないはず。まずは今週末の戦いに注目しましょう!

今季米女子ツアーで活躍する日本選手たち

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