やみくもにクラブを買い替えても、自分にピッタリ合うものは見つけにくいもの。今まで使ってきたクラブを書き出して分析することが大切、とギアオタクでフィッターの小倉勇人はいう。
画像: 自分自身に合うクラブを見つけるには、自分の「好み」を整理してみることが大事(写真はイメージ)

自分自身に合うクラブを見つけるには、自分の「好み」を整理してみることが大事(写真はイメージ)

これからのクラブ選びのヒントが見つかる

クラブフィッター小倉です。突然ですが、皆さんはいままで使用してきたクラブのモデルやスペックを覚えていますでしょうか。過去に使用してきたクラブには、今後のクラブ選びやシャフト選びのヒントがたくさん詰まっています。

過去に使用していたクラブをある程度覚えているのであれば、ぜひ一度書き出してみてください。書き出したら、そのクラブたちを良いイメージか、それとも悪いイメージかに分類します。良いイメージのあるクラブには、何かしらの共通点があるはずです。ヘッドの特性やシャフトのキックポイント、総重量、長さなど、全部に共通する部分がなくても、複数のモデルに共通点が見いだせれば、そこにあなたの好みが隠れている可能性が高いです。

反対にイメージの悪いクラブにも、悪いなりの共通点があるはずです。ヘッド特性などのクラブの特徴の他に、トップ、ダフリ、フック、スライスといったミスの傾向にも共通点が現れることがあります。こういった共通点を見つけることができれば、自分はどんな傾向のクラブが好きで、どんなクラブが合わないのか、そして合わないクラブは、どんなミスを引き起こすのかなどをあぶりだすことができます。

ゴルフ歴の長い方は、こういった経験が無意識に蓄積され、自身の好みとして定着しています。自分の好みがいまいちはっきりしないなんて方は、ぜひ過去に使ったクラブを思い出し、書き出して分類してみてください。

私は、クラブフィッターになりたての頃に、過去に使用したクラブを全部分類し、自分自身のフィッティングの結果と照らし合わせながら、自分にとってどんなクラブが合うのかを研究しました。幸運にも過去のクラブはかなり手元に残っていたので、モデルはもちろん細かいスペックも調べることができ、自身の好みや傾向を知ることができました。

この経験は、今のフィッティングの知識に大いに役立っています。自身に合うクラブを知るためには、フィッティングを受講するのが手っ取り早いですが、なかなかそういった機会がない方は、自身のクラブ遍歴に自分の好みを聞いてみると次のクラブ選びに良いヒントをもらえるかもしれませんよ。

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