開幕戦で女子プロたちが選んだセッティングは⁉ 発売中の「週刊ゴルフダイジェスト」3月25日号では、練習日に撮影した女子プロのセッティングを撮って出し掲載! 「みんなのゴルフダイジェスト」では2回に分けてお届けする。【全2回中1回目】
契約フリーの19年女王・稲見萌寧(25)

2024年 フォード選手権2日目にて(撮影/BlueSkyPhotos)
1W/キャロウェイ「ELYTE♦♦♦(10.5度)」 × USTマミヤ「The ATTAS 5X」

※練習日のため17本入っています
アイアンはカスタムクラブの「ジューシー」

カスタムクラブ「ジューシー」のアイアンを使用。
今季から主戦場を日本に戻した稲見。長く契約フリーでクラブはあまり替えないが、今季は一新。ウッドはキャロウェイの「エリート♦♦♦」で統一し、UTはタイトリストの「TSR2」。アイアンは23年発売のジューシー「tQアイアン」を選択。ウェッジは信頼を置くボーケイの最新モデル「SM10」。20年からパターは「トラスTB1ヒール」を使用していたが、スコッティ・キャメロンのマレット型「ファントムX9.5」が入っていた。
カスタムクラブを手にした2009年の賞金女王・横峯さくら(39)

2024国内女子ファイナルQTでの横峯さくら(撮影/岡沢裕行)
1W/マスダゴルフ「FBL Series 8(9.5度)」 × 日本シャフト「N.S.PRO Regio Formula MB+ X45」

14本中13本が「マスダゴルフ」
3W以外すべて「マスダゴルフ」!

ボールは昨年から契約を結んでいるブリヂストンの「ツアーB X」を使用している。
長くダンロップと契約を結び20年からキャロウェイ契約を経て、昨年クラブ契約フリーとなった横峯。今年は3Wを除いた、13本のクラブをマスダゴルフで統一していたが、ドライバーは同社が昨年発表したフルチタンヘッドで“飛んで曲がらない”「FBLSeries 8」。唯一マスダ以外のクラブである3Wはキャロウェイの「エリート♦♦♦」。ボールは昨年から契約を結んでいるブリヂストンの「ツアーB X」を使用。
海外よりも国内を公言する宣言・小祝さくら(26)
1W/ダンロップ「スリクソンZXi LS(9.0度)」 × 三菱ケミカル「TENSEI Pro White 1K 50S」

※練習日のため15本入っています
ウッドとUT、アイアンは「ZXi」シリーズで統一

アイアン型UTなど、コースやセッティングによって使い分けていく
昨年、「スリクソンZX7 MkⅡ」のドライバー&FWで2勝したが、秋に最新モデルの「ZXi LS」にチェンジした。UTは昨年後半にアイアン型UTを使用していたが、練習日にはアイアン型の「ZXiU」とウッド型の「ZXi」の3本が入っていた。この時点ではどれを使うかまだ決めかねているようで、コースやセッティングによって使い分けていくことになるのだろう。アイアンは「ZXi7」。パターも昨年後半戦から使用しているテーラーメイドの「スパイダーツアーX X7」のままだった。
2勝目の期待がかかるミレニアム世代の旗手・安田祐香(24)

JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップにて(撮影/岡沢裕行)
1W/ダンロップ「スリクソンZX5 MkⅡ(10.5度)」 × USTマミヤ「ATTAS KING 5S」

※練習日のため15本入っています
アイアンが「ZX5 MkⅡ」から「ZXi5」に

打感と飛距離性能がさらに進化した最新モデル「スリクソンZXi5」に新調
昨年、悲願の初優勝を遂げた安田。ウッド系は「スリクソンZX5 MkⅡ」をそのまま使用することにしたようだが、アイアンはそれまで使用していたモデルから打感と飛距離性能がさらに進化した最新モデル「スリクソン ZXi5」に新調。ウェッジも先月に発売されたクリーブランド「RTZ」にスイッチしたが、ピッチ間隔は昨年と同じ48・52・58度のまま。パターも初優勝時に使用していたオデッセイの「トリプル・トラックTEN パター」をバッグに入れて開幕戦に挑んだ。
海外でも話題沸騰中のイワイツインズの姉・岩井明愛(22)

LPGAタイランド2025にて(撮影/姉崎正)
1W/ヨネックス「EZONE GT Type-Sターコイズブルー(9度)」 × ヨネックス「REXIS KAIZA-M 5S」

※練習日のため15本入っています
双子姉妹はほぼ同じセッティング

昨年使い続けたテーラーメイドの「スパイダーツアーX」
今季から妹・千怜と一緒に、海外挑戦している明愛。「ホンダLPGAタイランド」では優勝こそ逃したが堂々の2位と、初Vにあと一歩まで迫った。ウッドと5・6番アイアンは「EZONE GT」を使
用し、7番からPWまでは22年に発売された「EZONECB511 フォージド」とコンボアイアンで使用。パターも昨年使い続けたテーラーメイドの「スパイダーツアーX」を引き続き使用している。明愛はドライバーを“つかまる”ように調整し、シャフトは中調子でクセのない「REXIS KAIZA-M」。
開幕戦を連覇で飾ったイワイツインズの妹・岩井千怜(22)

国内ツアー初戦「ダイキンオーキッドレディス」勝利時の岩井千怜(撮影/岡沢裕行)
1W/ヨネックス「EZONE GT Type-Sマゼンダピンク(9度)」 × ヨネックス「REXIS KAIZA-L 5S」

※練習日のため15本入っています
愛用中のエースパターは今季も継続

パターは昨年3勝を挙げたオデッセイの「ホワイト・ホット ブラック♯5」のセンターシャフト
14本の選択はモデル、番手、ウェッジのロフトピッチや各ウェッジのバウンス角に至るまで姉と同じ。しかしドライバーはヘッドの弾道調整機能を使って明愛と異なる調整をし、シャフトは先中調子の「REXIS KAIZA-L」を選択。アイアンシャフトは明愛が「N.S.PRO950GH neo」とスチールなのに対し、千怜はカーボンシャフトを挿している。パターは昨年3勝を挙げたオデッセイの「ホワイト・ホット ブラック♯5」のセンターシャフトをそのまま継続して使用するようだ。
PHOTO/Tadashi Anezaki、Hiroyuki Okazawa
THANKS/第38回ダイキンオーキッドレディス
※週刊ゴルフダイジェスト3月25日号「女子プロが選んだクラブを拝見!」より一部抜粋
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本日同時刻に公開されている女子プロセッティング②では、河本結や鈴木愛をはじめ、先週デビュー戦を果たした吉田鈴など、今季注目の選手たちを掲載。続きは下記リンクから!