日本男子ツアー新規大会、前澤杯は最長10日間のプロアマ戦、その参加費は1組100万円、賞金総額も最大4億円と型破り。その大会の100人の出場選手が発表されたが、その中に女子プロの菅沼菜々、寺西飛香留の2人の名があった(主催者推薦)。
画像: ツアー2勝のアイドル・菅沼菜々とJGTOのツアープレーヤーで飛ばし屋の寺西飛香留が男子レギュラーツアーに参戦

ツアー2勝のアイドル・菅沼菜々とJGTOのツアープレーヤーで飛ばし屋の寺西飛香留が男子レギュラーツアーに参戦

菅沼は女子ツアー通算2勝、寺西は男子ツアー1次予選会を49位で終え、女子で初のJGTO(日本ゴルフツアー)のツアープレーヤー。男子にどこまで通用するか興味津々だが、米ツアーでの女子プロたちの挑戦の歴史をたどってみよう。

まずは1935年、カスケードオープンなど7試合に出場したベーブ・ディドリクソン・ザハリアスは全米女子オープン3勝を含むツアー通算31勝。前述のように男子ツアーに挑戦し、2試合に予選通過している。

1952年にはシャーリー・スポークがノーザンカリフォルニア・リノオープンに出場。スポークはレッスンプロの地位を高め、LPGA創設者の1人だが、決勝ラウンドに進んでいる。2003年、アニカ・ソレンスタムがバンク・オブ・アメリカコロニアルに参戦。彼女は72勝を挙げた女傑だったが、111人中96位で予選落ちの憂き目にあっている。

同じ年に、後に女性初の全米プロゴルフ協会会長に選出されたスージー・ウェーリーがグレーターハートフォードオープンに挑み予選敗退。

出場する前のPGA公認の男子大会で優勝し同オープンに出場資格を得たが、その内容は女子用のティーを使用したことで、今では出場そのものに疑問符が付けられている。

2004年、ミッシェル・ウィは8試合に出場したが、いずれも予選通過は果たせなかった。さらに18年、ブリタニー・リンシコムがバルバソル選手権に挑戦したが予選落ち。そして23年にシュライナーズチルドレンズオープンに出場したレキシー・トンプソンも予選落ちだった。

以上、7人の挑戦で予選通過はザハリアス2試合、スポークの1試合のみ。女子プロの男子ツアーへの挑戦の壁は高いようだ。菅沼、寺西の挑戦が楽しみだ……。

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※週刊ゴルフダイジェスト2025年3月25日号「バック9」より

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