ランニングアプローチはPWがオススメ
今回攻略したいのはグリーン周りで残り30ヤードの花道から、上りのピンに向かってのアプローチについてです。
パターで寄せることができればもちろんそれでOKですが、今回はパター以外で簡単に寄せるランニングアプローチについてゴルフイラストレッスンで解説していきましょう!
ランニングアプローチに苦手意識がある方はPWのようにロフトの立ったクラブがおすすめです。サンドウェッジよりもクラブのロフトが立っているので、小さな振り幅でもボールが前に転がりやすくなりミスヒットを減らすことができます。

ランニングアプローチの場合はロフトの立ったPWを選ぼう
上げるアプローチと転がすアプローチは構え方も打ち方も逆なので、『転がす』と決めたら転がす構え方をすることが大切です。
転がす場合、ボールを右寄りに置いてハンドファーストに構える小文字のy字のアドレスで構えます。こうすることでクラブのロフトが立ったままボールをクリーンにヒットすることできるようになるので、ボールは低く打ち出され転がったボールが打てるようになります。
①左手のグリップは親指がシャフトの真上に来るように握ります。その際、左手の中指、薬指、小指の3本でしっかりクラブを握りましょう。
②両足を揃えてボールを体の真ん中にセットします。
③手元をターゲット方向に傾け、ハンドファーストの形を作りグリップします。
④このグリップの位置に合わせるように足の位置を調整して体を左側に移動して構え直し、ボールの位置は右足の親指から小指の間で収めましょう。

転がすアプローチの構え方
このポジションで構えることができれば、左手の甲が伸びたハンドファーストの形で構えることができます。最後に両肩と腕でできた三角形を崩さず(左手の甲が伸びた状態を保ったまま)ストロークを行いましょう。
ランニングアプローチはパッティングのストロークのイメージで肩を縦方向に動かします。バックスウィングで肩を右に回す意識があるとインサイドに上がってしまい、このポジションからヘッドをアドレスに戻すのは難しくなってしまうので注意しましょう。

ランニングアプローチはパターと同様に肩を縦に動かすのが正解。肩を右に回す意識があるとインサイドに上がってしまい、アドレスで構えたところに戻しにくくなる
テークバックでは手首のコックや右肘を使わずに、肩を縦に動かすことで右肘がターゲット方向に対して平行に動くようにできるだけヘッドをまっすぐに引きインパクト以降もヘッドをターゲット方向にまっすぐ出してストロークします。
アドレスの際、オープンスタンスで構えても良いのですが、極端なオープンスタンスで構えてしまうとヘッドをまっすぐ引いてまっすぐ出すことができなくなってしまうので注意しましょう。
ランニングアプローチで最も避けたいのがボールの手前を打つザックリのミスです。インパクト前後で、頭が上がってしまうヘッドアップが起こってしまうとインパクトからフォロースルーにかけて右足に体重が乗ってしまうことでアッパーブローに振り抜かれ、ボールの手前を打つダフリになってしまいます。

ヘッドアップが起こるとダフリの原因に。目線を向ける先はボールの50センチ先までに保とう
結果を見に行ってしまう方は頭が上がりやすいので注意してください。目線は50センチ先までに保ちザックリを防ぎましょう。是非参考にしてください!